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Xperia XZ Premiumロングランレポート 第56回

SIM交換不要の貼るタイプ「変なSIM」をXperia XZ Premiumで使ってみた

2018年07月27日 10時00分更新

文● 中山 智 編集● ASCII編集部

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 格安SIMで運用している「Xperia XZ Premium(SO-04J)」を海外で使う際にネックとなるのがSIMです。SIMロックを解除してあるので、現地キャリアのプリペイドSIMを購入して使用できますがSIMの抜き差しがめんどうです。かといって格安SIMの場合、おトクな海外ローミング通信サービスを用意しているところはほとんどありません。

 SIMは抜き挿ししたくないけど、おトクに海外で通信したい。そんな願いを解決できそうなのが、H.I.S.モバイルの「変なSIM」です。

今回はH.I.S.モバイルの「変なSIM」を使ってみる

 購入したのは「変なSIM」の貼るタイプ。普段使っているSIMに貼り付けることで、SIMを抜き挿ししなくても海外用のSIMとして使えるので、シングルSIM仕様のXperia XZ Premiumにピッタリです。

 まずはXperia XZ PremiumからSIMを取り出して、説明書のとおりに変なSIMを貼り付けます。同梱されている説明書はAndroid版とiOS版があってわかりやすいのは◎。

同梱されていた説明書はOS別に2種類

台紙からフィルムを剥がして、Xperia XZ Premiumに装着していたSIMを台紙にセット

そのままフィルムを張り直して、ギュッと貼り付ける

再度フィルムを剥がしてSIMを取り出す

 あとはXperia XZ PremiumのSIMトレーに変なSIMを貼り付けたSIMを挿入するだけ。貼り付けたぶんだけ厚みは増えていますが、すんなり入りました。

SIMスロットへ装着。特にキツいなどという問題はなし

 SIMを装着したら、専用アプリを起動させます。アプリはPlayストアからダウンロード可能。アプリを起動させたら、変なSIMを購入時に作成したIDとパスワードでログインします。

 専用アプリからは各国のプランが購入可能です。今回はタイに来ているので「購入」から「タイ」をタップ。すると1日ぶんの料金が表示され、利用する日数が選べるようになっています。

購入ボタンから渡航先の国や地域をタップ

1日の基本料金が表示され、利用日数が選べる

利用日数は1日から7日。長期間利用しても割り引きはない

 プランを購入したらSIMの切り替え作業。画面下部の「切り替え」ボタンをタップして、「国内SIM」から「変なSIM」への切り替えボタンを押します。SIMを抜き挿ししなくていいのは便利ですね。

切り替え画面でSIMを変なSIMに変更する

切り替えには成功した

 ここから「このプランを使う」をタップすれば通信スタート……なはずですが、何度タップしてもスタートしません。さらに言えば電波をキャッチせず、アンテナピクトは圏外のままです。

この状態からスタートを押しても動作せず

手動でキャリアを選ぼうとしても登録できないと表示される

 サポートデスクにも電話をかけたのですが、混雑していて「順番におつなぎします」が1時間ほど経過してからやっとつながった。症状を伝えたあと、オペレーターから折り返し電話くれることになりましたが、結局その日の夜に日本へ戻る便に搭乗したため、今回はそのままタイムアップとなってしまいました。

 筆者は以前にも貼るタイプのローミングサービスを使ったことがあるのですが、このときも端末の相性やSIM切り替え時にエラーも頻繁にでていました。さらに抜き差ししなくてもいいとはいえ、やはり仕事柄何度かSIMを抜き挿しする必要があり、そのうちに剥がれたりスロットに引っかかりと意外と大変。

 こういった作業にあまり詳しくないユーザーは、やはり海外キャリアのプリペイドSIMやレンタルのモバイルルーターなどを使ったほうがわかりやすく安心ですね。とはいえ知り合いのライターは同じタイでもiPhoneで問題なく使えていたようですし、相性の問題もあるのかも。近いうちにほかの国に出かけたときに再チャレンジしてみます。

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