■誰がコンテンツの主役なのか考えなおす必要がある
業界関係者に聞いた話では、ライズアースは昨年11月に登記されたばかりのスタートアップベンチャーで、代表もまだ20代前半、若さゆえの不器用さが目立ってしまったがゆえのトラブルだったのかなと思います。
バーチャルYouTuberは海外に誇れる強力なIPコンテンツとなりうる存在であり、半ば中抜き業であるプロモーションや広告代理の立場からすると、コストを極力かけず収益をあげられるため企業が「青田買い」をしたい気持ちはわかります。
しかし、企業側がクリエイター側の気持ちを考慮せずに搾取することばかり考えてしまうと、コンテンツの未来はしぼんでしまうように思えます。業界の発展のためには、誰がコンテンツの主役なのかを考えなおす必要があるのではないでしょうか。
初音ミクが誕生して約10年が経ち、今もなお根強い人気を誇っている現状をかんがみますと、バーチャルYouTuberの未来はまだまだ明るいであろうと思います。また今後の業界の発展を祈りつつ、筆を置かせていただきます。