「Beoplay A1」新色は、使っていて楽しいデザインと音
編集部の音楽好き貝塚がオススメ、音がよくて最高に写真映えするスピーカー!
2018年07月04日 13時00分更新
写真映えだけでなく、音のよさにも注目したい。
本機は、見た目からはちょっと想像できないが、3/4インチのフルレンジコーンを1基と、ツィーターを1基の2ウェイ構造をとっている。イメージとしては、フルレンジコーンで全域を出して、ツィーターで高域の抜けやきらびやかさを演出するといった音色だ。
少々マニアックな話になるが、特にフルレンジコーンの出来がよく、このサイズからは想像できないほど低域がよく出る。低域の表現はこの製品だけでなく、Beoplayシリーズに特有なのだが、しっかりと量感があるのに、膨れない絶妙なバランスだ。音響特性などが公開されていないので、詳しくはわからないものの、聞いた感じ、100Hz〜300Hzの中低域にボリュームを持たせて、80Hz以下の本来の低域は抑えることで、すっきりと聴きやすくて、量感のある低域になっているように思う。
余談になるが、最近入った飲食店では、この製品で店内のBGMを流していた。広さにして15畳ほどはある店内だったが、音量不足という感じもなく、しっかりと店内用スピーカーの役割を果たしていたから、この製品のポテンシャルの高さがよくわかる。最大24時間という再生時間の長さも、店頭で使うのに都合がいいのだろう。アウトドアだけでなく、自宅で使うにも最適なのだ。
音をカスタマイズしてもっと楽しめる
バングアンドオルフセンは、「Beoplay」というアプリを無料で提供している。これは、Beoplayシリーズの製品を一括で管理できるだけでなく、製品の音色の調整もできるスグレモノ。丸みのある「WARM」、中高域の抜けをアップさせる「BRIGHT」、張りつめたような音圧感を低減させる「RELAXED」、いわゆるドンシャリの「EXCITED」という4つの指標に向けて、指で丸いポインターを動かすという感覚的なものだが、効果は大きく、ジャンルに合わせたチューニングや、プリセットの保存も可能だ。
最近は低域にフォーカスした音作りのソースが多いから、デフォルトで再生しても十分な低域の迫力が楽しめるのだが、アプリによって、より派手にしたり、落ち着かせたりといったことも可能。アウトドア時に、車の中ではブーミー過ぎず、現地に到着したら思い切り派手に、といった楽しみ方もできるだろう。
長々と紹介したが、カッコよくて音が良く、長年愛用できるBluetoothスピーカーを探している人は、本機を候補に入れてみてはいかがだろう? ブログやSNSで製品を紹介するような活動をしている人にも、ベストな選択だ。値段は少々張ってしまうが、満足感は高いはず!
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