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TBクラスのSSDがほしいなら、定番Crucialブランドだ

1TB/2TB SSD時代の定番、Micron「Crucial MX500」オススメの理由

2018年07月03日 11時00分更新

文● 藤田 忠 編集●ハイサイ比嘉

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TBを外に持ち出したい! 外付け時のパフォーマンスも調べてみた

 SSDは、パフォーマンスだけでなく、その軽さと耐衝撃性が魅力だ。TBクラスを外付けで運用すれば、データ容量がどうしても限られるノートPCで、いつでもどこでも大事な写真や動画にアクセス可能というわけだ。

高速なUSB 3.1 Gen2対応の外付けケースと組み合わせると、手軽にTBクラスを持ち歩けるようになる

 そこで、次世代USB規格のUSB 3.1 Gen2接続をサポートするUSB外付けケースに、「CT2000MX500SSD1」を取り付けて気になるリード・ライトパフォーマンスを確認してみた。また、持ち歩きの際には万が一の紛失などが不安だが、Windows 10 Proが標準で備えるBitLocker機能(AES 128ビット)を使えば、外付けストレージデバイスも暗号化できるので安心だ。

最大10Gbpsの転送速度を発揮するUSB 3.1 Gen2に対応したセンチュリー「シンプルBOX2.5 USB 3.1 Type-C」(型番:CSS25U31C-BK)。実売価格は3500円前後

Windows 10 Proが備えるBitLocker機能は、ウィザードに従って設定していくだけだ

 以下は、「CrystalDiskMark 6.0.1」によるベンチマーク結果だ。理論値10GbpsとなるUSB 3.1 Gen2。内蔵時のSATA 3.0(SATA 6Gb/s)インターフェース接続と比べ、ランダムが190MB/秒程度まで落ち込むものの、シーケンシャルはリード563.1MB/秒、ライト495.2MB/秒とSATA 3.0(SATA 6Gb/s)接続時に迫るパフォーマンスになっている。

 また、PCの多くが対応しているUSB 3.0接続時も、400MB/秒の高速なリード・ライトを発揮するので安心だ。

USB 3.1 Gen2接続時の「CrystalDiskMark 6.0.1」

USB 3.0(USB 3.1 Gen1)接続時の「CrystalDiskMark 6.0.1」

 BitLockerによる暗号化時は、USBの接続方式に関係なく、若干ダウンする傾向にあるが、実運用では気にならないレベルといえる。

BitLockerによる暗号化した際のパフォーマンス。USB 3.1 Gen2接続

同USB 3.0(USB 3.1 Gen1)接続時

「Crucial MX500」は、SSDのスタンダードモデルだ

 「Crucial MX500」は、コストダウン最優先でスペックに不明瞭な点も多々あるローエンドSSDが増える中、公称値通りのパフォーマンスを発揮し、連続書き込み時の速度低下もない。しかも、サポート面での不安もないため、「Crucial MX500」はまさにSSDのスタンダードモデルといえるだろう。

 特に、1日あたり383.5GB書き込んでも5年間使用できるTBW(総書き込み容量)700TBを実現する2TBモデル「CT2000MX500SSD1」は、データが命といえる写真や映像のクリエイターは狙い目といえるのだ。

コストパフォーマンスも良好な「Crucial MX500」シリーズは、用途を選ばずに使えるのだ

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