TBクラスのSSDがほしいなら、定番Crucialブランドだ
1TB/2TB SSD時代の定番、Micron「Crucial MX500」オススメの理由
2018年07月03日 11時00分更新
メモリー関連の超老舗メーカーとなる米国Micron Technology(マイクロン テクノロジ)のSSD・メモリーブランドで、鉄板のSSD、メモリーとして国内にすっかり定着している“Crucial”ブランド。2014年中盤に発売された「MX100」シリーズは、高いパフォーマンスとMicron製NAND採用による信頼性とともに、SSD全体の価格帯を大きく下げた。「SSD = Crucial」という認識を国内に生み出し、今やSSD市場を牽引している鉄板ブランドになっている。
そのCrucialブランドによって、2018年初頭から投入され始めたクライアント向け最新SSDが、店頭・通販問わずPC関連ショップで必ず見かける「Crucial MX500」シリーズなのだ。
2016年に初のTLC NAND採用SSDとして発売し、長らく人気だった「Crucial MX300」シリーズ。「Crucial MX500」シリーズはその後継モデルにあたり、TLC NANDフラッシュメモリーの積層数を従来の2倍になる64層に増やした第2世代3D NAND(Micron Technology)を採用。従来モデル同様の高パフォーマンスを発揮しつつ、より高い信頼性と耐久性を実現していることが特徴だ。しかも、MXシリーズらしい大容量で、なおかつ昨今のデータストレージのSSD化にもマッチする1TBタイプの場合、店頭想定価格2万8000円前後という優れたコストパフォーマンスを実現している点も見逃せない。
Crucialの最新クライアント向けとなる「MX 500」シリーズは、SSDのデファクトスタンダード的な位置づけになっている点も魅力で、最近の格安系SSDと異なり、用途を選ばすに高いパフォーマンスを発揮する。サポート面の不安も皆無といってよく、日本語によるカスタマーサポートに、詳しい取り付け手順を解説した動画やPDFマニュアルを提供している(参照:Crucial SSDをパソコンに取り付ける方法、3D NAND採用の高速SSD)。
そのうえ、耐久管理やファームウェアの更新、メインメモリーを活用した高速化などが行なえる同社製SSD専用ユーティリティツール「Crucial Storage Executive」を用意と、SSDを初めて使う方も、これまで使ってきた方のどちらも安心して導入できる。
最新の64層NANDで安心の5年保証を実現
「Crucial MX500」シリーズが対応するインターフェースは、まだまだ主流で扱いやすいSATA 3.0(SATA 6Gb/s)を採用。データストレージ用途も視野に入る2.5インチモデルでは最大2TBを用意し、容量250GB/500GB/1TB/2TBの4種類をラインアップしている。M.2タイプでは標準的なType2280規格(幅22×長さ80mm)を採用し、容量250GB/500GB/1TBの3種類を用意している。
このラインアップ豊富な「Crucial MX500」シリーズの最大の特徴となるのが、従来の3D NANDの32層から64層に積層数を増やしたMicron最新の64層3D NANDになる。SATA 3.0(SATA 6Gb/s)インターフェースの上限となる500MB/秒台のシーケンシャルリード・ライトに、9万IOPS台のランダムリード・ライト。そして最新NAND、SSDコントローラー、新たな基板設計により、「Crucial MX500」の容量2TBモデルでは、前モデルの「MX300」と比べ、TBW(総書き込み容量)が300TB増加した700TB(1日あたり383.5GB)を実現。MTBF(平均故障間隔)も30万時間向上した180万時間になり、製品保証期間に到っては容量問わず、3年から5年間に延長されている。
「Crucial MX500」シリーズのスペック | ||||
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型番 | CT250MX500SSD1 | CT500MX500SSD1 | CT1000MX500SSD1 | CT2000MX500SSD1 |
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB |
フォームファクタ | 2.5インチ/M.2 Type2280(幅22×長さ80mm) | 2.5インチ | ||
NAND | 64層 3D NAND(TLC) | |||
コントローラ | Silicon Motion SM2258H | |||
インターフェース | SATA 3.0(SATA 6Gb/s) | |||
シーケンシャルリード | 560MB/秒 | |||
シーケンシャルライト | 510MB/秒 | |||
ランダムリード | 9万5000 IOPS | |||
ランダムライト | 9万 IOPS | |||
MTBF | 180万時間 | |||
TBW(総書込容量) | 100TBW | 180TBW | 360TBW | 700TBW |
ハードウェア暗号化 | AES256ビット暗号化、TCG Opal 2.0準拠、IEEE-1667準拠、Microsoft eDrive | |||
保証期間 | 5年間保証 |