BBソフトサービスは6月7日に発表会を開催し、セキュリティーサービス「SECURIE」を発表した。
「これさえあれば安心」を提供したい
発表会ではBBソフトサービス 取締役社長兼COOの原山 健一氏が登壇し、BBソフトサービスについて説明。BBソフトサービスの主な事業は、セキュリティーやSaaSなどのソフトウェアのサービス化。加えて、グローバルなセキュリティーベンダーのカスタマイズやチューニングなども実施している。また、国内では公共機関や団体と協力して、いち早く最新の脅威を発見し、脅威に対しての啓蒙活動なども行なっているという。
また、BBソフトサービス サービス事業本部 事業開発統括部 統括部長の若原 健司氏も登壇。若原氏は「2015年くらいから、IoTサービスなどに関しても新しい脅威が登場してきました。サイバー攻撃は毎年増加の傾向にあり、今までのソフトウェアでは守り切れない脅威も迫ってきています。そんな中で『これさえあれば安心』を提供するために、最先端のテクノロジーと今まで培ったサービスを集結して実現していきたいです」とコメントした。
ウェブ接続するデバイスを守る「Bitdefender BOX2」と
BBソフトサービスのサポートがセットに
SECURIEは、Bitdefender SRLのホームネットワークセキュリティー「Bitdefender BOX2」と、BBソフトサービスのサポートなどがセットになったサービス。Bitdefender BOX2の導入初期設定から家庭のネットワークの接続、設定などをサポートするほか、電話窓口を1年365日利用可能。機器のテクニカルサポートだけでなく、ウェブ利用で発生する様々な不安やトラブル、被害に対するアドバイスなども実施する。
Bitdefender BOX2は、セキュリティー機能を搭載したハードウェアで、Windows、macOS、AndroidなどのOSの保護に加え、iOSデバイス、Kindle、スマートTV、ゲーム機、IoT製品など、ウェブ接続するすべてのデバイス向けの保護機能を搭載する。IPS提供のモデム/ルーターや、個人で購入したルーターと連携して使用できるほか、必要に応じて単体でルーターとして機能させることも可能だ。
セキュリティー機能としてはまず「webスキャンニング」がある。Bitdefender BOX2のネットワーク配下にあるデバイスがアクセスするウェブサイトはすべてチェックされ、Bitdefenderのクラウドデータベースで悪意のあるサイトと定義されている場合はブロックされる。
また「オンデマンド脆弱性診断」により、指定したデバイスをスキャンして脆弱性のチェックが可能。脆弱性が見つかった場合、検出した脆弱性の内容(弱いID/パスワード、古いファームウェア、CVE脆弱性など)をBOX管理アプリ「Bitdefender Central」を通じてユーザーに通知する。
そのほか、新しいデバイスがBOX2のネットワークに接続するとBitdefender Centralで管理者に通知され、デバイスのウェブ接続を許可するかの操作が可能な「デバイス検知」、市場に普及しているIDSソリューションと同様の仕組みにより、悪意のある行為を特定してブロックする「脆弱性攻撃の防止」、パスワードを総当たりで攻略する「ブルートフォース攻撃」を防ぐ「ブルートフォース攻撃防止」、クレジットカード情報やパスワードが暗号化されていない通信で送信されるのをブロックする「機密データの保護」といった機能が利用できる。
SECURIEには、Bitdefender BOX2に加えセキュリティーソフト「Bitdefender Total Security」も標準で付属し、Bitdefender BOXのネットワーク外でのデバイス保護もサポートする。
ラインアップは、一般家庭向けの「SECURIE HOME powered by Bitdefender」と、法人向けの「SECURIE SOHO powered by Bitdefender」。詳細は以下の通り。
SECURIE HOME powered by Bitdefender
実売価格:2万9160円
内容:Bitdefender BOX2本体、クライアントセキュリティーハードウェア、SECURIEサポート
サービス利用期限:利用開始から1年間
サービス継続利用料:1万584円/年
SECURIE SOHO powered by Bitdefender
実売価格:3万9960円
内容:Bitdefender BOX2本体、クライアントセキュリティーハードウェア、SECURIEサポート、SECURIE SOHOセンドバック保守・機器保証
サービス利用期限:利用開始から1年間
サービス継続利用料:1万8000円(税抜)/年