企業自身がもつライブ配信のメディアを「自分たちでイチから立ち上げたい」ときに最初にハードルとなる「ライブ配信をするための機材選択」について、この連載第90回より紹介しています。
「ライブ配信をするための機材選択」はおおまかに下記の3つの機材ジャンルそれぞれから選んでいくことになります。
(1)映像機材
・カメラ(と三脚)
・ビデオスイッチャー
・モニター(マルチビュー/プログラムアウト)
(2)音声機材
・マイク
・オーディオミキサー
(3)配信機材
・配信用パソコン(や配信ソフト)
・キャプチャーデバイス
これらの機材選びをどのようにしたら良いのか。「映像機材」「音声機材」「配信機材」の順に、具体的な機材も含めて紹介しています。今回はオーディオミキサーやマイクといった「音声機材」の選び方についてです。
マイク選びは「有線よりワイヤレス」「ハンドマイクよりピンマイク」
ライブ配信では「音が明瞭で、適切な音量であること」が最も必要となります。
結論から言えば、企業のライブ配信の現場では有線のマイクを活用しているシーンはほとんど見かけなくなってきました。ほとんどは有線ではなく“ワイヤレス(無線)”。さらに、ハンドマイクではなく“ピンマイク”であるような印象を受けます。
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