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ミニ四駆日本一の決戦コースは大会開催30周年を祝うレイアウト

2018年04月24日 12時00分更新

文● アカザー 編集●南田ゴウ/ASCII編集部

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 4月17日(火)にタミヤプラモデルファクトリー新橋店で開催された「ミニ四駆メディアミーティング2018」において、今年で30周年となる「ミニ四駆 ジャパンカップ 2018」で使用される公式コースのレイアウトが発表された。コースの名前は「クラシックサーキット2018」!

ミニ四駆の発売から6年後の1988年に開催された「第1回ミニ四駆 ジャパンカップ」。当時使用された「ウルトラグレートダッシュサーキット」の全長は150メートル

第1回大会のために用意されたキャンペーンカー「ダッシュワゴン」が全国を行脚した

30年前に開催された第1回大会のレイアウトをオマージュ

 2018年のジャパンカップで使用される「クラシックサーキット2018」は、30年前の1988年に開催された第1回大会の「ウルトラグレートダッシュサーキット」のコースレイアウトをオマージュしたもの……と思いきや、酷似しているのは真俯瞰から見たレイアウトのみ。

全長169.8mとなる「クラシックサーキット2018」のレイアウト

真俯瞰から見たレイアウトは第1回大会の「ウルトラグレートダッシュサーキット」をオマージュ

「クラシックサーキット2018」を真横から見てみると、「ウルトラグレートダッシュサーキット」に比べ高低差が段違い

 「クラシックサーキット2018」のコースレイアウトをスタートから見ていこう。スタート直後、いきなり目の前に立ちはだかるのは、急坂を登ったあとに、90度ターンでのレーンチェンジを行なう「ボルテックスチェンジャー」! これは5レーンからのスタートだと、トルクの無いモーターやブレーキ効かせ過ぎたマシンでは登れなさそう。しかも、2週目以降の通過ならブレーキをうまく効かせないと、頂点のカーブでコースアウトしそうな予感。

ひねりの入った登りのあと90度ターン、下りのアプローチにもひねりが入る「ボルテックスチェンジャー」

 ボルテックスチェンジャーを超えた後は、180度ターンの「デジタルコーナー」が。ボルテックスチェンジャーを下ったすぐの5レーンが最もイン側で、いちばん曲率が急。つまり、2週目以降の通過でスピードが乗っている場合はコースアウトのリスクがアップ!

角ばったコーナーでマシンが右に左に振られる「デジタルコーナー」。スピードを乗せて進入するとコースアウトの危険も

 その後、毎度おなじみ「ニューエラターン」を通過して、ストレートでスピードを乗せたあとに向かうのは、今コースの最難関「サマーウェーブ2045」。サマーウェーブ2045は、打ち寄せる波のような2つのバンクセクションから構成されている。

「サマーウェーブ2045」を構成する、ひとつめのバンクセクションが「グライドバンク20」。その次が「グライドバンク45」

 賢明なミニ四駆レーサー諸兄はおわかりだと思うが、後ろの数字はバンクの斜度を示しており、2つのバンクセクションの繋ぎ目は20度の坂を下り、45度の坂を登る難所となる。

↑サマーウェーブ2045の第一の難所が「グライドバンク20」と「グライドバンク45」の谷間

 しかし、このセクションで最も注意すべきはサマーウェーブ2045セクションの直後の30度バンクだ。グライドバンク45の後のストレートでスピードが乗ってからの、45度下って30度の登り。サマーウェーブ2045のイラストには3つの波が描かれているので、たぶんここまでを含めての姿が、本当の「サマーウェーブ2045」なのでは?

今コース最大の上下動とコーナー切り返しにより、マシンが上下左右に振られるのが「グライドバンク45」を下った直後の30度バンクへとつながるこのセクション

 その後は「ドラゴンバック」を1枚飛んでの「モヒカンストレート2018」。そして90度の右ターンでゴールとなる。ざっと見たところ、5レーンでのクラッシュ確率がいちばん高い感じ。しかし、逆に言えば5レーン攻略からマシンセッティングを詰めていくと、光明が見えてくるかもしれない。

今年のジャパンカップ関連アイテムはコレ!

 毎年恒例のジャパンカップ記念アイテムも続々登場する。2018年のイチオシは30周年記念モデルとして6月に発売予定の「ダッシュ1号皇帝(エンペラー)メモリアル (MSシャーシ) ジャパンカッフ開催30年記念」だ。

ジャパンカップ第1~2回のエンブレムにも使用された姿で復活。ジャパンカップ開催30年のメタリック調ステッカーをセット。価格は1296円

 実車ライクな記念モデルとしてリリースされるのは「アビリスタ ジャパンカップ 2018(MAシャーシ)」。ガンメタルのAスポークホイールに「TAMIYA MINI 4WD JAPAN CUP 2018」のロゴが入ったスーパーハードタイヤを装着する。

J-CUPロゴ付きのメタリック調ステッカーがレーシーな雰囲気を醸し出す。価格は1080円

 記念モーターは2018年も片軸タイプと両軸タイプの2つがリリース。方軸タイプは「ハイパーダッシュ3モーター J-CUP2018」と、両軸タイプの「ハイパーダッシュモーターPRO J-CUP2018」だ。

「ハイパーダッシュ3モーター J-CUP2018」(左)は432円。「ハイパーダッシュモーターPRO J-CUP2018」(右)は453円。ともに6月発売予定

 ジャパンカップのお土産として大人気のHGカーボンマルチワイドステーもフロント用の「HGカーボンマルチワイドステー(1.5mm)J-CUP2018」と、リア用の「HGカーボンマルチワイドリヤステー(1.5mm)J-CUP2018」が用意される。

「HGカーボンマルチワイドステー(1.5mm)J-CUP2018」(左)が1015円。「HGカーボンマルチワイドリヤステー(1.5mm)J-CUP2018」(右)が1050円。ともに7月発売予定

自分デザインのミニ四駆が発売されるコンテストが復活

 2018年は11年ぶりにミニ四駆のデザインコンテストが開催される。これは、自分がデザインしたミニ四駆のマシンが、キットになって発売されるというミニ四駆ファンにとっては夢のような企画だ。募集対象はプロ・アマを問わず、最優秀賞作品は副賞50万円を進呈。ちなみに、前回の2007年に実施されたデザインコンテストの最優秀賞作品は「サバンナレオ」として、現在でも店頭で販売中。応募方法など詳細は「ジャパンカップ30年記念企画公式サイト」をチェック!

30周年の今年は全国15会場で開催

 6月16日開催の東京大会1Dを皮切りに、10月に東京で開催予定のチャンピオン決定戦まで、全国15会場で開催。ジュニアクラス、ファミリークラス、チャンピオンズは当日参加受付で、オープンクラスは公式アプリ「タミヤパスポート」を使用した事前応募方式とのこと。ジャパンカップ30周年の今年、「クラシックサーキット2018」を征して最速の称号を手にするのは誰なのか? 今年もミニ四駆レーサーたちの熱い約4ヵ月が幕を開ける!

【富士通乾電池提供 ミニ四駆 ジャパンカップ 2018】
【開催日程】
・6月16日(土) 東京大会1D
・6月17日(日) 東京大会1
・6月24日(日) 熊本大会
・7月01日(日) 大阪大会1
・7月08日(日) 静岡大会
・7月14日(土) 東京大会2D
・7月15日(日) 東京大会2
・7月22日(日) 愛媛大会
・7月29日(日) 福井大会
・8月12日(日) 新潟大会
・8月19日(日) 北海道大会
・8月26日(日) 仙台大会
・9月02日(日) 掛川大会
・9月08日(土) 東京大会3D
・9月09日(日) 東京大会3
・9月17日(月・祝) 岡山大会
・9月30日(日) 大阪大会2
・10月 チャンピオン決定戦


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