首にかけるタイプのパーソナルスピーカーが今、大ブレイクしている。
ソニーが2017年10月に発売した「SRS-WS1」(税別直販価格 2万4880円)は大人気のため、直販サイトでは現在受注をストップ。入荷時期は未定となっている。
また、ボーズが3月末に発売した「SoundWear Companion speaker」(実売価格 3万5000円前後)も高い人気で、一部量販店では入荷待ちの状態となっている。
高い解放感がネックスピーカーのメリット
両者に共通するのは、首にかけるタイプのワイヤレススピーカーであるという点。ヘッドフォンのように耳に密着させるわけではないので音は周囲にも聞こえるが、高い解放感が得られる。
また、普通のスピーカー(据え置き型)のように、移動すると音の聞こえ方が変わるということもなく、常に音の中心にいられる。
さらに、首に装着するタイプなので横になりながらでも音楽を聞ける。ワイヤレススピーカーとして理にかなったスタイルだ。
振動付きで迫力満点 ソニー「SRS-WS1」
SRS-WS1はネックバンドの両端にスリット(切れ目)が入っており、その内側にスピーカーを内蔵。スピーカーの音がスリットを通って上方向に広がる構造だ。
また、スピーカーにはパッシブラジェータを内蔵しており、低音が振動となって臨場感を向上させる。
バッテリー駆動時間は約7時間。充電には約3時間かかる。
スマホと直接つながり通話もできる
ボーズ「SoundWear Companion speaker」
一方、ボーズのSoundWear Companion speakerはネックバンドの両端(胸にかかる部分)にスピーカーを内蔵。上向きで配置され、周囲への音漏れを極力防止する。
また、両方のスピーカーをつなぐネックバンドの中には、「ウェーブガイド」と呼ばれるボーズ独自構造の音管が2本通っており、これによりパワフルな音を再生できる。
SRS-WS1は独自の無線方式(同梱のトランスミッターで音を飛ばす)を採用するが、SoundWear Companion speakerはBluetoothに対応しており、スマホなどと直接接続が可能。さらにマイクを内蔵しており、ヘッドセットとして使用できる。
バッテリー駆動時間は約12時間。充電には約3時間かかる。
そんなSRS-WS1とSoundWear Companion speaker、たまたま編集部に揃う機会があったので、音質的にはどちらがいいのか軽く聞き比べてみた。