花に寄って撮ることでだいぶわかりやすくなる
ズームもマクロもいけるTX2はやはり便利
TX2で桜を撮るときは、花が固まっているところにズームでズズズッと寄ると、かなりそれっぽくなります。この光学ズームと、1型センサーのあわせ技がスマホにはできない芸当。コンパクトサイズで15倍ズームで1型だからTX2はえらいのです。
ちなみにマクロも優秀で、W端時で3cm、T端時で1mまで被写体に近づいて撮影できる。望遠もできる、マクロもできる。お花見ではかなり役立つカメラといえるでしょう。
ここまでは桜に寄った写真でしたが、近景として桜をいれた構図で撮る場合は、人物を入れて木の高さをわかりやすくするとよいそうです。とはいっても、ネットに投稿する場合は、見ず知らずの人の顔を全世界に公開しないよう気をつけてください。
まあ、筆者は長年ASCII.jpの記事内で自分の顔が使われまくっているため、ネットで己の姿を見ることにもう慣れましたが、これは相当レアな事例だと思います。
カメラの機能で効果をつけてみるのもアリ
TX2は、撮影前に好みの色味や画質(コントラストや彩度など)の調整ができる「フォトスタイル」機能を搭載しています。あざやかに色を表現する「ヴィヴィッド」や、単色で表現できる「モノクローム」など全7種類を用意。
自分好みに被写体にあわせて設定しましょう。基本的には、デフォルトではそれほどおおげさな表現にはならない印象です。桜を撮る場合、あざやかになる「ヴィヴィッド」あたりを使うとおもしろいかも。逆に、モノクロ系はわかりにくくなる可能性もありますね。
写真にフィルター効果をかけられる「クリエイティブコントロール」もあります。いまどきのデジカメには当たり前の機能ですが、TX2は全22種類とかなり豊富。こちらはかなり効果がわかりやすく出る印象でした。