桜の写真、むずかしくないですか
パナソニックの「LUMIX DC-TX2」を発売日に買いました。それまではもっぱらスマホ、たまに数年前に購入したミラーレス一眼で撮ることがあるぐらい……というカメラになじみのない生活からすっかり生まれ変わり、とりあえずどこに行くにも持ち歩いております。
そうはいっても、1年に3〜4台カメラを購入する趣味人も多数いらっしゃるアスキー編集部の基準でいえば、まだまだ素人であることに変わりはありません。ほんとうに、どこからお金を用意しているのでしょうか。ともかく、今回はTX2でカメラ初心者が桜の写真を撮ってきた、そんなお話です。
いまの時期は桜がまさに見頃。お花見スポットに行くと、バッチリきれいな写真を撮りますというサイズ感の一眼レフに、タンブラーのような外見のレンズを装着し、ときには三脚持参でしっかりと構えている人たちをしょっちゅう見かけます。
その中にひょいひょいっとコンデジを持って並んで撮るのはすこし気恥ずかしさもありますが、逆に言えば人でごった返す人気スポットでも、ジャケットやズボンのポケットに入れて持ち歩ける気軽さがあるともいえますね。
適当に撮ると「白っぽいぐしゃぐしゃ」になる
しかし、適当にカメラを持っていって、適当に撮ればそれっぽくなるかというとなかなか難しいのが、桜という花です。色が派手ではないこともあって、何も考えずに撮ると「たぶん桜だと思うんですが……」みたいな写真になってしまいます。以下のように。
あたりまえですが、桜は基本、高所に咲く花です。下から狙うとうすいピンク色が群がってしまい、なにがなんだかよくわからなくなります。そこで望遠を使って花に寄るとよい感じになりやすい。固まって咲いているところに寄る感じ、といえばよいでしょうか。
15倍光学ズームにたよってみよう
その点、1型センサーのコンデジでありながら、15倍(!)光学ズームを搭載するTX2は使いやすい。高い位置/遠くにある桜の花をズームでスイスイ寄って撮れるわけです。もちろん光学式の手ブレ補正機構が内蔵されており、望遠撮影でも安心感があります。
ちなみにTX2には、グリップ部にラバーが、背面にも親指用のグリップラバーが貼られています。これは前モデル「DMC-TX1」にはなかったもので、手ブレを防ぐためのものだと思われますが、TX1と持ち比べてみると、かなりホールド感が増したように感じました。地味な変更ではありますが、望遠の機会が多い自分にはとても有利です。