スティック型を買うはずがロボに
とある日、カミさんから掃除機について要望がありました。今使っているのはオーソドックスなキャニスタータイプなんですが、昔の掃除機に比べると小さく軽くなっていて追従性もいい反面、軽く動くぶん本体が壁や家具にぶつかってしまいがちなのだとか。確かに昔のはスムーズに動きにくかったから、本体はドッシリ構えていて周囲を掃除する感じだったんですが、今のはコロコロとついてきます。
ぶつかってしまう一番の原因はウチが狭いせいなんですが、それは改善のしようがないので、掃除機の方を買うことにしました。要望を叶えるとなると狙うはスティック型です。
というわけでさっそく量販店へ。スペックはメーカーのサイトなどを見ればわかりますが、大きさや重さは持ってみないと実感がわかないし、グリップが手に合っているかどうかや音の大きさなどもチェックしたかったのです。
カミさんの希望はコードレスで紙パック式だったんですが、紙パック式は数が少なかったので条件から外し、コードレスで軽くて静かなのを探しました。サンプルをあれこれ持ち上げてみたり試してみたりしたんですが、たとえばバッテリー駆動時間が長いと重かったり、パワフルだと音が大きいなど、相反する部分があってなかなか決まりません。そしてiPhoneでネットの評判を見たりしていたら、さらに迷ってしまいました。ありがちですね。で、結局その日はカタログだけもらって帰ることに。
数週間後、すっかり掃除機の話が出なくなったので買うのをやめたのかと思っていたら、ロボットはどう? と突然の提案が。物欲がなく、特に新しい物に全然興味を示さないカミさんにしては珍しいチョイスですが、なんでも実家に帰った時に使いたいのだとか。帰ると家中を掃除するんですが、それほど長居するわけではないから掃除の時間がもったいないってことらしいです。それがメインの理由っていうのはどうなのって気がしないでもないですが、ロボ萌えのワタシとしては反対する理由がありません。
思い立ったら吉日とばかり、その日のうちに再度量販店へと向かいました。ネットで見ても最新のモデルがどれなのかよくわからなかったし、普通の掃除機に比べるとメーカーごとに大きな違いがありそうだったので、店頭で確認することにしたのです。
そしてまたもやあれこれ迷いながらも、今度は即日買いました。エレクトロラックスのPURE i9です。
なんてサラッと買いてますが、実はエレクトロラックスって全然知らなくて、スティック型を見に行った時に「北欧生まれ」ってキャッチを見てイケアみたいだなーなんて思っていました。ところが、調べてみたら創業100年を超える老舗かつ世界最大クラスの家電メーカーであり、2013年にはコードレススティック掃除機の日本シェアナンバーワンだったという超メジャー級! たんにワタシが物知らずなだけでした。お恥ずかしい。
しかも世界初のロボット掃除機は、同社が2001年に発売したトリロバイトというモデルだったのだとか。てっきりルンバが最初なのかと思ってました。重ね重ねお恥ずかしい限りです。
そんなエレクトロラックスですが、ロボット掃除機はその世界第一号以来、17年ぶりの発売なのだそうです。当時の技術ではやらせたいことにコンピュータの性能が追いつかなくて諦めたりしていたそうなんですが、ようやく機能的に満足がいく物が作れるようになったのだとか。PURE i9発表時のニュースを見ると、自動充電機能と十分な掃除性能が確保できたからだそうです。
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