ヤフーは3月5日、外出を総合的にサポートするスマートフォンアプリ「Yahoo! MAP」のiOS版において、ARを活用したナビゲーションサポート機能「ARモード」を試験的に導入した。
今回追加したARモードは、iOS 11に搭載したARアプリ開発のためのフレームワーク「ARKit」を活用した機能。カメラで写した実際の風景に、ルートや看板などのナビゲーション要素をビジュアルとして重ねることで、目的地までの方向や距離を立体的に確認できるという。
ARモードは、目的地への徒歩ルートを検索した後、画面右上のARモードを押すことで起動。端末のカメラを通して画面に写し出された実際の風景に、方向を示す矢印や、残りの距離、曲がり角を示す看板を表示する。
ユーザー自身が歩いた道のりに足跡を残すことで、道に迷いにくくする工夫も施している。足跡は、通常靴跡のようなビジュアルで表示するが、機能を使用する頻度によって、裸足や犬など数種類のビジュアルが登場することもあるという。
目的地では、Yahoo! JAPAN公式キャラクターである「けんさくとえんじん」の「けんさく」が、手を振って出迎えるとのこと。
今後同社は、ユーザーの安全性や使いやすさを高めるため、導入後も検証を重ね、機能の充実、精度の向上を目指すとしている。