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5000円キャッシュバックにつられ、ウォークマン「ZX300」を買っていいのか!?

2018年03月03日 15時00分更新

文● ハシモト/ASCII編集部

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 3月1日、ソニーがウォークマンののりかえキャンペーンを開始した。旧ウォークマンまたは各種iPodを持っているユーザーが対象ウォークマンを買って応募することで、最大5000円のキャッシュバックが受けられる、というものだ。

のりかえキャンペーンのイメージ

のりかえキャンペーンのイメージ

 対象製品とキャッシュバック額は、NW-ZX300が5000円、NW-A40シリーズが3000円、NW-S310/310KシリーズやNW-WS620、NW-WS420が1000円となる。このうちハイレゾ音源再生対応はNW-ZX300とNW-A40シリーズになる。

NW-ZX300

NW-ZX300

NW-A40

NW-A40

NW-S310

NW-S310

NW-WS620

NW-WS620

 乗り換え対象の旧機種は、2011年以前に発売されたメモリータイプのウォークマン、もしくはiPod(全機種)となっている。これらを持っていればキャッシュバックを受けられる(必要な手順に従ってこれらの写真を送ればよく、機材を手放す必要はない)。

 さて、NW-ZX300の実売価格は7万円前後、最安ベースなら6万円前後くらいで入手できる。6万円で買うとして、キャッシュバックで5万5000円。

 しかし、5万5000円前後の価格で手に入るDAP(デジタルオーディオプレーヤー)と比較して、ZX300はお買い得なのだろうか?

 候補としては、オンキヨー「DP-X1A」、同じくオンキヨー「DP-S1A」、Acoustic Researchの「AR-M200」、COWON「PLENUE R(PR-128G-SL)」あたり。最安で5万2000円~5万4000円ぐらいで買える。

 いずれもハイレゾ再生に対応し、FLACやApple Losslessはもちろん、DSDの再生も可能。ZX300とDP-X1A、DP-S1Aについては高音質ファイルフォーマットの「MQA」の再生が可能だ。

 有線ヘッドフォンのバランス接続にも全機種が対応するほか、Bluetoothによるワイヤレスヘッドフォンやスピーカーの使用もできる。

 では、個々の特徴を見ていこう。

PCのDACにもなるウォークマン「ZX300」

 ZX300は同社のフルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載。DSD 11.2MHzまでのネイティブ再生に対応する。

 パソコンやスマホとUSBで接続することでUSB DACとして利用可能。各種デバイスのサウンドをウォークマンクオリティーで楽しめる。

 BluetoothはLDACに対応しており、対応機器なら高音質な伝送ができる。また、低遅延のaptX HDにも対応する。

 なお、ウォークマン充電やファイル転送に専用の端子を用いる。このため専用ケーブルが付属するが、汎用のmicroUSBなどのケーブルが使えないので注意が必要だ。

Androidアプリが使えるオンキヨー「DP-X1A」

DP-X1A

DP-X1A

 DP-X1AはESS製のDAC「ES9018K2M」とアンプ「SABRE 9601K」を2基ずつ搭載するデュアルアンプ仕様。DSD再生はPCM変換となるが、デジタルアウトからのネイティブ出力が可能だ。

 OSにAndroid 5.1を搭載。Google Playに対応するほか、e-onkyo musicなどの音楽配信サービスから直接音楽ファイルを購入/ダウンロードできる。

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