ファミコンやレトロPCにPlayStationコントローラーなどを接続できる、ユニークな同人ハードウェア「猫の手リモコン」が店頭に登場。家電のケンちゃんにて、複数モデルの取り扱いが始まっている。
猫の手リモコンは、ゲーム機やレトロPCのジョイスティック信号を赤外線で送受信できるワイヤレスのシステム。本体側に取り付ける「受信機」と、コントローラー側に取り付ける「送信機」で構成されている。
受信機は、MSX仕様のジョイスティックに対応した機種で使用できるレトロPC用の「猫の手1号」と、ファミコン用の「猫の手4号」。コントローラー側の送信機は、レトロPC向けジョイスティック用の「猫の手2号」、スーパーファミコンコントローラー用「猫の手3号b」、PlayStationコントローラー用「猫の手3号c」をラインナップする。
それぞれは別売りで、自分で使いたい環境・機種に応じた組み合わせを購入する必要がある。なお、本体側に取り付ける受信機はポートに接続するだけだが、送信機はコントローラーを改造して内蔵するという一手間が加わる。
システム自体は独自の赤外線信号フォーマットにより、8方向+4ボタンまで、60fps相当、1フレーム未満の遅延で、5m先まで赤外線信号を送信できる。送受信機間でのペアリングは不要だが、同一空間で使用できるのは1ペアのみに限られる。また、受信機は家電リモコンの信号を登録して操作することも可能だ。
家電のケンちゃんにおける価格は、猫の手1号が1598円、猫の手2号が2678円、猫の手3号bと猫の手3号cが1058円、猫の手4号が2030円となっている。ただし好評により一部モデルは完売しており、取材時には猫の手3号bと猫の手4号のみ在庫していた。