都内に雪が降った1月なかばから気温がぐっと下がり、築数十年の木造ワンルームは気を抜くと凍死の危険性があると感じてきた。寒くてたまらない。家にいるときは寝ていてもエアコン点けっぱなしという日が続いている。暖かい部屋は別の意味でたまらない。
しかし困るのは帰宅時だ。冷たい風に当たりながら、なんとか帰ってきても家の中は誤差の範囲で気温が高い程度。急いでエアコンを点けても暖かくなるまで時間がかかる。タイマー設定で帰宅時間帯にエアコンを点けておく、という手も考えられるがいつも同じ時間に帰れるとは限らない。
そこで「Nature Remo」を導入したところ、見事に悩みが解決された。1週間ほど使ってみた印象をお伝えしたい。
セットアップ、スマートスピーカーと連携は簡単
Nature Remoはスマホとエアコンを連携させるガジェットだ。スマホアプリ(iOS/Android)を使ってエアコンの電源オンオフ、温度設定、暖房冷房などの運転モード、風量などを変えられる。Nature Remoとスマホの接続はWi-Fiで、エアコンとは赤外線で通信する。テレビや照明といったほかの家電でも、赤外線リモコンを使うモノであれば対応する。価格は1万4040円。
本体サイズは幅74×奥行き74×高さ20mmと手のひらに収まるサイズ。重さは約65g。外装はプラスチックで、真っ白な見た目はシンプルな印象を与える。電源はACアダプターだ。
セットアップに難しいところはなく、アプリの手順に従ってユーザー登録、Nature Remoと家のWi-Fiを接続したらすぐに使える。エアコンとの連携も簡単で、アプリから家電の追加ボタンをタップし、Nature Remoに向かって赤外線リモコンの電源か停止ボタンを押すと、エアコンが認識される。セットアップ後はスマホがWi-Fiに接続されていなくても操作に支障はない。複数台のスマホとの連携にも対応しているので、家族での利用もできる。
テストできてはいないが、テレビや照明もほぼ同じ。テレビの場合はチャンネルや音量など、複数のボタンを登録する作業が発生する。が、公式サイトのサポートに手順が載っているので、見ながら設定すればつまずくことはなさそう。