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CES 2018レポート 第10回

有機ELテレビやAmazon&Google対応と盛りだくさんのパナソニックプレスカンファレンス

2018年01月10日 14時30分更新

文● 折原一也

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パナソニックの特に業務向けビジネスのキーワード「Combining Digital and Physical Worlds」

パナソニックの特に業務向けビジネスのキーワード「Combining Digital and Physical Worlds」

 パナソニックは現地時間1月8日、米国・ラスベガスにて「CES 2018」の開幕に先駆けてプレスカンファレンスを開催した。

 今年、創業100周年を迎えるパナソニックがテーマととして掲げたのは「Combining Digital and Physical Worlds」(デジタルの世界とフィジカルの世界を結びつける)で、特に業務向けビジネスへの取り組みが目立った。

パナソニックの取り組む「5 Enironments」と呼ばれる領域

パナソニックの取り組む「5 Enironments」と呼ばれる領域

車載向けシステムのNo.1の実績と共にAmazonとの協業を発表

車載向けシステムのNo.1の実績と共にAmazonとの協業を発表

「Amazon Alexa」による車載システムは米AmazonのAmazon Alexa担当SVP、Tom Taylor氏がデモ

「Amazon Alexa」による車載システムは米AmazonのAmazon Alexa担当SVP、Tom Taylor氏がデモ

 「Connected World」では、Amazonとの協業を発表し車載システムに「Amazon Alexa」を組み込んだシステムを提供する。

有機ELテレビやBDプレーヤーはHDR新規格に対応

4K有機ELテレビの欧州向けモデルとして「FZ950」を初披露

4K有機ELテレビの欧州向けモデルとして「FZ950」を初披露

 コンシューマー向けのAV製品としては、4K有機ELテレビの欧州向けモデルとして「FZ950」「FZ850」の2シリーズを発表。

 ハリウッドでもプロダクションに導入され日本で現在発売中のEZ1000/950シリーズの後継にあたるシリーズで、新たに高画質回路の「HCX3プロセッサ」を採用し、3Dルックアップテーブルによる色再現の正確性を追及している。

高画質回路「HCX3プロセッサ」で正確な色を再現

高画質回路「HCX3プロセッサ」で正確な色を再現

20世紀フォックス、パナソニック、サムスンによる「HDR10+」技術への対応も発表

20世紀フォックス、パナソニック、サムスンによる「HDR10+」技術への対応も発表

 また、CESとタイミングを合わせて追加のリリースが発表された20世紀フォックス、パナソニック、サムスンの3社によるHDR10にメタデータを付与する拡張規格「HDR10+」技術にも対応している。

 「FZ950」のスピーカーには引き続き「Tuned by Technics」のクオリティーで、低音再生能力をさらに強化している。

欧州向けとなるUltraHD Blu-rayプレーヤー「UB820」「DP-UB420」

欧州向けとなるUltraHD Blu-rayプレーヤー「UB820」「DP-UB420」

 同じくAV機器の欧州向けのラインナップとして、UltraHD Blu-rayプレーヤーには最上位モデルとしてHDR10+とドルビービジョンのHDR規格に対応した「UB820」、HDR10+対応の「DP-UB420」を初めて発表した。

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