パナソニックは現地時間1月8日、米国ラスベガスで開催される「CES 2018」に向けてワールドワイド向けの新製品群を発表した。日本での発売などは未定。
新しいハイダイナミックレンジ規格に対応する
4K有機ELテレビ
4K有機ELテレビは「FZ950」シリーズと「FZ800」シリーズを6月に欧州で発売。2017年9月に発表された「HDR10+」規格に対応し、シーンごとのメタデータを参照してコントラストなどを補正する。
また、暗め/明るめのシーンでそれぞれ最適化した「3D-LUT(ルックアップテーブル)」により、シーンごとの色とコントラストの表現力をさらに高める。
FZ950は同社の高級オーディオブランド「テクニクス」の音響技術を採用する。
音声で操作できるBDプレーヤー
Blu-ray Discプレーヤーは「DP-UB820」「DP-UB420」「DP-UB330」「DP-UB320」の4機種を発表。UB820は4月、そのほかは5月に欧州で発売予定。
UHD Blu-rayの再生が可能で、HDR映像をテレビに合わせて最適化する「HDRオプティマイザー」を新たに搭載。UB820とUB420はHDR10+のメタデータにも対応し、UB820はDolby Visionにも対応する。
UB820とUB420はGoogleアシスタントおよびAmazon Alexaによる音声操作が可能だ。
世界最高の回転安定性を実現したターンテーブル
テクニクスブランドでは、アナログレコードのターンテーブル「SP-10R」「SL-1000R」を今春欧米で発売予定。新開発のコアレス・ダイレクトドライブ・モーターにより世界最高レベルの回転安定性を実現したという。
この連載の記事
-
第27回
AV
血圧計搭載やプロジェクター内蔵、自己発電まで、CESで見つけたスマートウォッチ -
第26回
デジタル
2018年はe-SportsやVRを強化! CESで見たデルのゲーミングPC -
第25回
デジタル
スカーゲン&ケイト・スペード初のスマートウォッチはオリジナル要素が充実 -
第24回
AV
こんなものまで声で操作、CESで発見した音声操作の“意外な家電” -
第23回
デジタル
ついにVRは無線へ VIVEワイヤレスアダプターは遅延気にならず -
第22回
デジタル
セキュリティ専門家・ギャリー・デイビス氏が2018年の脅威を語る -
第22回
AV
独自AIのスマート家電など盛りだくさん CESのLGブースレポート -
第21回
AV
新規格「HDR10+」は2018年にHDRのスタンダードになる! -
第20回
AV
完全ワイヤレスの音切れなくす? 期待のクアルコム新チップ -
第19回
AV
2018年のヘッドフォントレンドをCESから探る、完全独立型や音声操作に注目 -
第18回
AV
ソニーの新完全ワイヤレスイヤフォンからTechnicsのターンテーブルまで、CESのオーディオ製品を総まとめ - この連載の一覧へ