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ポタフェス 2017冬 第3回

注目の新ハイレゾ機「ACTIVO CT10」は低価格だが画期的

2017年12月26日 13時00分更新

文● ゴン川野、小林 編集●ASCII

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モジュール式で低価格を実現した新プレーヤーが登場した!

 12月16~17日開催の「ポタフェス 2017」でデビューを果たした「ACTIVO CT10」。ACTIVOは、ハイレゾ配信サイトを運営するgroovers(グルーヴァーズ)のオーディオブランド。CT10は若者や音楽ファンをターゲットにしたハイレゾプレーヤーの1号機である。

 音楽配信サイトによるプレーヤーと聞いて、「そんなにカンタンにDMP(Digital Media Player)の製品化できるのか」と不思議に思った読者もいるだろう。実はgrooversのバックにはAstell&Kernブランドを展開するグループ企業・アイリバーが控えているのだ。

 CT10は300ドル(約3万3980円)以下の価格を目標としている。Astell&Kernのエントリー機「AK70 MarkII」の半額程度だ。これで“AKサウンド”が楽しめれば超ハイコスパのお買い得モデルなのだが、そんなうまい話があるだろうか?

 実はこのCT10の設計に際して、両社は興味深い仕組みを取り入れた。オーディオ部分にアイリバーがAstell&Kernブランドで開発した「TERATON」(テラトン)と呼ばれるモジュールを採用しているのだ。

TERATON

 TERATONにはDACチップ(CS4398)やクロックジェネレーター、ヘッドフォンアンプなどDMPを作るうえで必要な要素が最初から組み込まれている。アイリバーはTERATONを今後外販していく計画で、このモジュールさえ組み込めば、様々な製品にハイレゾ再生機能を搭載できる。その記念すべき最初の製品がCT10なのだ。

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