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さとうなおきの「週刊アジュール」 第14回

SQL Databaseの新CLI「mssql-cli」をOSSで公開

文章の意図を解釈するAI「LUIS」が名前を変えてGA

2017年12月22日 12時00分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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Azure Site Recovery:VMware、Hyper-V向けのDeployment PlannerがGA

 Azure Site Recoveryは、様々な環境のVM(仮想マシン)や物理サーバー間のディザスターリカバリー(DR)/移行サービスです。

 Azure Site RecoveryのDeployment Plannerは、オンプレミスのVMware環境、Hyper-V環境を分析し、Azure Site Recoveryを使ってVMware、Hyper-VからAzureへのディザスターリカバリー(DR)のための計画を支援するツールです。今回、Deployment PlannerがGAになりました。

 詳細は、ブログポスト「General availability of Azure Site Recovery Deployment Planner for VMware and Hyper-V」、ドキュメント(VMwareHyper-V)をご覧ください。

Deployment Plannerが示す推奨事項

Azure Monitor:Azure Event Hubsのイベントハブ名の指定

 Azure Monitorは、様々なAzureサービスの監視データを集約するサービスです。

 Azure Monitorを使って、Azureリソースレベルの診断ログやメトリックを、Azure Storage Azure Event Hubs、Azure Log Analyticsに送信できます。Azure Event Hubsへの送信については、これまでは、Azure Event Hubsの名前空間のみを指定でき、その名前空間の中にデータカテゴリごとにイベントハブが作成されていました。

 今回、Azure Event Hubsの名前空間に加えて、オプションでイベントハブ名を指定できるようになりました。これによって、すべてのカテゴリのデータを単一のイベントハブに送信することができるようになります。

 詳細は、ブログポスト「Azure Monitor: Send monitoring data to an event hub」ドキュメントをご覧ください。

Azureポータルでの、オプションのイベントハブ名の指定

Azure Cost Management:Azure Reserved Virtual Machine Instances(RI)サポート

 Azure Cost Managementは、マルチクラウド環境での使用料金の管理、監視、最適化のためのサービスです。Azure Cost Managementは、今年9月のIgnite 2017カンファレンスで発表、リリースされていました

 長期にわたるVMの利用を予約することでVMを安価に利用できる、Azure Virtual Machines向けのAzure Reserved Virtual Machine Instances(Azure Reserved VM Instances、RI)は、今年11月のConnect 2017カンファレンスでにGAになっていました

 今回、Azure Cost ManagementでAzure Reserved Virtual Machine Instancesがサポートされ、Azure Reserved Virtual Machine Instancesを使うシナリオでのコスト管理が可能になりました。

 詳細は、ブログポスト「New Azure management and cost savings capabilities」をご覧ください。

Azureにおけるコスト削減のインフォグラフィック

Usage Detail API:ARM認証、Web Directサブスクリプションのサポート

 エンタープライズ契約(EA)のお客様向けに提供されているReporting APIの1つとして、Usage Detail APIがあります。Usage Detail APIを使うと、毎日の消費量の内訳と契約別の推定料金を取得できます。

 今回、Usage Detail APIで、次のアップデートがありました。

  • キーベースの認証から、ARM(Azure Resource Manager)ベースの認証に移行します。これによって、セキュリティが強化され、ARMのRBAC(ロールベースのアクセス制御)も活用できます。
  • Web Directサブスクリプション(オンラインで契約する従量課金サブスクリプションなど)をサポートします。

 詳細は、ブログポスト「Azure ARM API for consumption usage details」をご覧ください。

 それでは、また来週。

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