NZXT製の新型PCケース「H770i」の発売記念イベントが、ツクモパソコン本店で開催された。イベントでは「H770i」のほか、12月末発売予定の新作PCケースとファンコントローラー「Grid+ V3」も紹介された。
イベントは15日に発売されたばかりの新型PCケース「H770i」を紹介するもの。「H700i」は、左サイドに強化ガラスパネルを採用するミドルタワーPCケースで、ケース内部にファンコントローラーとLEDコントローラーを兼ねたスマートデバイスを標準装備する。
このスマートデバイスは、専用の監視制御ソフト「CAM」を使うことで、LEDストリップのオンオフや、光の色や光り方なども自在に設定できる。また、温度とファン回転数のグラフをマウスで操作することで、簡単に思い通りのファン設定を行なえる。
「CAM」では、ゲーム画面にフレームレートやGPU温度などを表示することもでき、スマートフォン用アプリからいつでもCPU温度やGPU温度を確認可能だ。
さらにスマートデバイスには、機械学習を利用したファン設定の最適化機能を搭載している。この機能を実行すると、あらゆる回転数、動作音、高負荷時およびアイドル時のCPUやGPUの温度変化などを記録し、そのデータを元にNZXTのサーバーが機械学習によってファン設定の最適解を導き出せるという。
イベントでは「H700i」の姉妹機である「H400i」と「H200i」も公開された。どちらも12月末発売予定で、Micro ATXケースの「H400i」が予価2万2980円、Mini-ITXケースの「H200i」が予価1万9980円とのこと。
ほかにもデジタルファンコントローラーの「GRID+ V3」が紹介された。これは前述のスマートデバイスを単品販売にした製品だ。
本体には6つのコネクターを搭載しており、それぞれに接続したファンをCAMで監視できる。さらに付属のマイクを接続すると、PCケース内部のノイズを拾って自動的にファン回転数を機械学習で制御する自動ノイズ低減機能が有効になる。