iPhone X純正レザーケースはどう?
iPhone X用の純正ケース「iPhone X レザーケース」が届いたので、レビューをお届けします。
直販価格で5800円(税抜き)と、一般的なケースの相場からすると少々高額なケースになりますが、価格分の価値はあるでしょうか。
こだわりのパッケージ
いつものことながら、パッケージデザインにもこだわりを見せています。iPhoneのように、真っ白い箱に製品をプリントしたデザイン。
背面には本革のマークがプリントされています。英語、フランス語、日本語、ロシア語などで「iPhone X レザーケース」と表記。
この箱は引き出しのような構造になっていて、下から押し出すか、引っ張り出すと製品を取り出せます。カラーはブラックを選択。ほか、薄茶色で革の経年変化が楽しめそうな「サドルブラウン」や今回のメインカラーらしき扱いの「コスモスブルー」などをラインアップ。本当はコスモスブルーが欲しかったのですが、注文時点では入荷待ちだったんですよね……。
箱の中で動かないように固定されていますね。このパッケージを簡素化してもう少し価格を抑えてくれた方が個人的には嬉しいですが、そういった野暮なことは言ってはいけないかもしれません。
箱からケースを取り出すと、ケースの下に装着方法が書いてあります。上部を差し込んで、下部を押し込む。
質感は高い。ヨーロピアンレザーを使用
取り出したところ。iPhone 5、iPhone 6などのケースは「アリニン染め」という表記がありましたが、今回は特にアリニン染めの表記はなく「特殊ななめし加工と仕上げが施されたヨーロピアンレザー」としていますね。ヨーロピアンレザーということはヨーロッパ産の革ということなのだと思いますが、なぜ産地を明かさないのか? イタリアやスペインなど知られた革の生産国なら積極的にウリにするような気もするのですが……このあたりは不明です。新品時点では、これまでの純正レザーケースと、質感に大きな違いはないように思います。
ロゴ部分は型押し+エッジを深く型押しすることで、アップルのロゴが目立つ仕上げ。さり気なくいいデザインです。
これはiPhone 7の時からですが、ボタン部分はアルミ合金製の別パーツをはめ込んでいるため、非装着状態に近い操作感が実現できています。
内部はスエード調の革が貼ってあり、本体へのダメージを防いでくれます。ここにも本革のマークあり。
よく見ると、スエード(起毛革)ではなくバックスキン(皮革の裏側)かもしれません。いずれにせよ、このような素材なら、iPhoneを傷つける心配はなさそうです。さり気なく生産地や「iPhone」 ロゴが印字してあるところも純正ケースならではでしょう。
よく見ると、薄い皮を表面に貼り、そのまま内側までくるんで、バックスキンの革で留めているという構造のようです。エッジの部分のしわを見るとそれがわかります。手間がかかりそうなので、ある程度高額になるのは仕方ない点かもしれません。
この連載の記事
-
第77回
iPhone
iPhone XとHUAWEI P10 Plusのカメラで詳細画質対決! -
第76回
iPhone
iPhone Xはほぼ在庫ありに Apple Storeでも今週末到着 -
第76回
iPhone
iPhone Xの画質はカメラアプリで変わるのかを検証した -
第75回
iPhone
待ってた! GoogleマップがiPhone X対応 -
第75回
iPhone
一括購入したau版iPhone Xをルール変更後にSIMロック解除した -
第74回
iPhone
5.8型のiPhone XはほかのiPhoneより本当に画面が大きいのかをアナログに検証する -
第73回
iPhone
iPhone Xを水で洗ってみました。結果は…… -
第72回
iPhone
絶対に壊したくないでござる! iPhone X用のケースはMIL規格準拠で選べ! -
第71回
iPhone
iPhone Xのサイドボタンはホームボタンに変わる万能選手 -
第70回
iPhone
iPhone X vs カメラ自慢スマホ! インカメラはどのくらい盛れる? -
第69回
iPhone
iPhone Xが5点満点の4.5点である理由 - この連載の一覧へ