ドスパラの「Altair F-13」はCore i5-7200Uを採用し、8万6378円で購入できる性能とコストのバランスが魅力の13.3型ノートパソコンだ。前回は、Altair F-13の外観や使い勝手について紹介した。今回は、実際にどれくらいの性能なのか、ベンチマーク結果を紹介しよう。
Altair F-13は、メモリーにしっかり8GB、ストレージもSSDを採用するなど、マルチな作業でもある程度快適にこなしてくれそうな性能を持っている。
早速、パソコンの総合的な性能を計測するPCMarkからみていこう。「PCMark 8 Home Accelerated」は3558、「PCMark 10」は3065という結果になった。これくらいの数値があれば、Officeソフトでの作業やウェブブラウジング、動画閲覧などは快適にこなせるだろう。
ストレージの速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードが551.0/秒だった。SSDを搭載しているだけあって、ストレージは高速。起動やデータの読み書きなどで遅くてイライラしなくて済むのはうれしい。
PCMarkとCrystalDiskMarkで、普段作業は快適にこなせる性能を持っているのがわかった。では、3Dゲームはどれくらい遊べるのだろうか。Altair F-13のGPUは、CPU内蔵のインテル HD グラフィックス 620。さすがに大作ゲームをプレーするのは難しいだろうが、負荷が低めのMMORPGなどタイトル次第では遊べるゲームもあるはず。そこで、3DMarkを計測してみた。
3DMarkでは、「Fire Strike」が841、「Sky Diver」が3465という結果だった。やはり大作ゲームを楽しむのは厳しそうだが、Sky Diverの結果をみる限りは遊べるタイトルもありそうだ。
続いて「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.4k」を計測。標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン設定で4087(普通)という結果だった。最高品質に変更して計測しても、3407(普通)だったので、時間が空いたときにレベル上げする程度であれば、問題なく遊べるだろう。
「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」は、標準品質(ノートPC)、1920×1080ドット、フルスクリーンモードで2007(普通)。解像度を1280×720ドットに落としてみたところ、3524(快適)だったので、設定次第である程度遊べるはず。
バランスのとれたモバイルノート
Altair F-13は、およそ幅327×奥行220.6×高さ19.6mmで、重さ約1.35kgと、カバンに入れて持ち運べるサイズながら、普段作業には困らないしっかりとした性能を持っている。価格も8万円台とリーズナブルなので、これからメインマシンとして使うモバイルノートを探している人は、Altair F-13を検討してみてほしい。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | Altair F-13 |
CPU | Core i5-7200U(2.5GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD |
内蔵ドライブ | ー |
ディスプレー | 13.3型(1920×1080ドット)、グレア液晶 |
通信規格 | 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2 |
インターフェース | USB 3.1端子×2、USB 3.1(Type-C)端子、HDMI端子、マイク入力/ヘッドフォン出力端子、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅327×220.6×奥行19.6mm/約1.35kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |