iPhone Xの画面上部の凹の切り欠き(センサーハウジング)付近と縦長ディスプレーは大きな特徴のひとつ。ホーム画面では凹の左側に時間、左側にはモバイル回線のアンテナやWi-Fi、バッテリー状態のアイコンが表示されている。そこで気になるのが、アプリを起動した際にこの領域がどう使われるかという点だ。
標準のマップを起動すると、凹の左右に時間やアイコンが表示される。これはアプリ側がiPhone Xの特徴的な表示に対応していることを示している。
次にGoogleマップを起動すると、表示領域がディスプレー横の比率に合わせて縮小され、画面の上下に黒帯が表われた。チェックした日時は11月2日で、この時点ではGoogleマップアプリがiPhone Xの特殊な表示に対応していなかった。
ほかの主要な地図アプリを確認してみると、11月2日時点では「Yahoo!マップ」がiPhone Xに対応しており「地図マピオン」は非対応だった。
続いてブラウザーをチェック。当然ながら「Safari」は対応しているが、マップと同じ同じGoogleアプリながら「Chrome」も対応済み。「Firefox」も対応しているが「Opera mini」は非対応だった。
2チャンネルブラウザー「BB2C」と「JaneStyle」を試してみたが、どちらも非対応だった。
アプリが非対応のためセンサーハウジング付近まで画面表示されない場合に気になるのが、文字の入力時。対応アプリで文字入力する際は縦長になったディスプレーの表示領域をフルに使えるため、キーボードサイズが拡大する。逆に非対応アプリでの文字入力は、画面上下の黒帯の領域のせいでキーボードサイズが拡大されない。
主要アプリは順次iPhone Xに対応していくと考えられるが、iPhone X購入直後はふだん愛用している非対応アプリを使う際、少しストレスを感じるかもしれない。
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