iPhone Xの新機能のひとつ、「animoji」。TrueDepthカメラを使い、各キャラクターを自分の顔と連動させて動かすことができ、さらにSMSで送れるのだ。ところで、機能名にmoji(文字)という日本語をアップルが入れてきたのは、興味深いところ。
animojiの面白いところは、顔の向きだけでなく、表情までも認識してくれるところ。たとえばウィンクしたり口を開けたりすれば、キャラクターに反映される。これをSMSで送り合えば、スタンプ以上に濃密なコミュニケーションになることは間違いない。
まだ編集部にiPhone Xが1台しかないため、筆者のiPhone 6s Plusにanimojiを送ってみた。寂しい自作自演というヤツだが、気にしない。
animojiを使うにはSMSを開こう。そして下に並んでいるメニューのうち、animojiのアイコン(赤い四角で囲んでいるもの)をタップするとanimoji入力モードになる。そして自分の顔をカメラに合わせる必要があるのだが、これが微妙に合っているのかわかりづらい。
表情を決めたら、アバターをタップする。すると、普通のSMSと同じく送信完了。相手には静止画の状態で送られるが、アバターの横にある赤い丸をタップすれば動画も録画でき、animojiがグリグリ動く様子と音声を送れる。送られた側は、iPhone Xでなくても動画を見ることができる。
表情を読み取って、animojiに反映する
ウィンクしてみる。アバターの表情もきちんと片目だけ閉じていると認識してくれた。
次に大口を開けて驚いた表情を。口を開ける際、歯を見せているとアバターも歯を見せ、唇で歯を隠しているとアバターに歯が表示されない。かなり細かいところまで見ているようだ。
ちょっと不機嫌そうな顔をしてみた。アバターのほうはやや困ったような表情になってしまったが、まずまずの再現性だ。
これまで、メッセージのコミュニケーションはあらかじめ用意されたスタンプを送り合うのが主流だった。しかし、このanimojiは自分の気持ちをアバターに託して送ることができる。そのときのリアルな自分の表情を相手に送ることで、より相手に感情が伝わりやすくなるだろう。できるだけカワイイ表情を作って女子に送ればモテること間違いナシ!(個人差があります)
この連載の記事
-
第77回
iPhone
iPhone XとHUAWEI P10 Plusのカメラで詳細画質対決! -
第76回
iPhone
iPhone Xはほぼ在庫ありに Apple Storeでも今週末到着 -
第76回
iPhone
iPhone Xの画質はカメラアプリで変わるのかを検証した -
第75回
iPhone
待ってた! GoogleマップがiPhone X対応 -
第75回
iPhone
一括購入したau版iPhone Xをルール変更後にSIMロック解除した -
第74回
iPhone
5.8型のiPhone XはほかのiPhoneより本当に画面が大きいのかをアナログに検証する -
第73回
iPhone
iPhone Xを水で洗ってみました。結果は…… -
第72回
iPhone
絶対に壊したくないでござる! iPhone X用のケースはMIL規格準拠で選べ! -
第71回
iPhone
iPhone Xのサイドボタンはホームボタンに変わる万能選手 -
第70回
iPhone
iPhone X vs カメラ自慢スマホ! インカメラはどのくらい盛れる? -
第69回
iPhone
iPhone Xが5点満点の4.5点である理由 - この連載の一覧へ