最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第193回
ZenFone 4、Moto Z2 Play、HUAWEI P10 lite、SIMフリーの人気モデルをまとめて比較
2017年10月30日 12時00分更新
本体価格は3万~6万円台
当然、最も安価なHUAWEI P10 liteが有利
料金プランの比較では、主要MVNOで音声SIMとセット販売をしている例を参考に、通話プランを一回線契約(家族でシェアしない)、2年利用を想定した。表では本体価格、月額料金、キャンペーン(セール)のプレゼントや値引きも考慮している。金額はすべて税込。
ZenFone 4 (IIJmio) |
Moto Z2 Play (IIJmio) |
HUAWEI P10 lite (楽天モバイル) |
|
---|---|---|---|
本体価格 | 6万1344円 | 5万3784円 | 3万218円 |
基本プラン | ミニマムスタートプラン | ミニマムスタートプラン | 3.1GBプラン |
月1728円 | 月1728円 | 月1728円 | |
データ定額 |
上記に含まれる (月3GB) |
上記に含まれる (月3GB) |
上記に含まれる (月3.1GB) |
通話定額 | オプション | オプション | オプション |
キャンペーン | -5000円 | -1万円 | |
2年間トータルコスト | 9万7816円 | 8万5226円 | 7万1690円 |
当然ながら端末価格が安価なHUAWEI P10 liteが合計額でも最も安くなる。とはいえ、どれでも2年トータルで10万円を切っている。HUAWEI P10 liteと楽天モバイルの組み合わせで計7万1690円。12月27日までの期間限定で本体価格が値引きされている。
楽天モバイルの場合は、表のものとは異なる「スーパーホーダイ」というセットプランが今の一押し。これは通信量を使い切っても1Mbps+1回5分までの通話定額に、長期契約時は端末価格の割引もある。スーパーホーダイは表よりも若干高くなるものの、それでもトータル7万円台。やはりキャリアスマホとの料金差は大きい。
Moto Z2、ZenFone 4はIIJmioとの組み合わせ。それぞれトータルで8万円台と9万円台。IIJmioでは11月6日までオータムセールを行っており、Amazonギフト券がプレゼントされるのでそれも加えている。ここに通話定額を付けても、2年間でプラス2万円程度だ。
並べてみるとHUAWEI P10 liteのコンパクトさが際立つ
細部を見るとMoto Z2 Playの工夫に惹かれる
外観をチェックすると、3機種ともそれなりに大きいスマホなのだが、並べてみるとディスプレーの5.2型のHUAWEI P10 liteが当然ながら一回りコンパクトだ。厚さを見るとMoto Z2 Playが極薄のはずだが、カメラ部分が盛り上がっているため、並べるだけだと極端な薄さは感じない。手で持ったほうがわかりやすい。
ZenFone 4はホームボタンがタッチキータイプで押してもクリック感が無い。これは指紋センサーを兼ねている。左右の戻る、アプリ履歴のキーもタッチキーで操作しないときは消灯する。
下部にイヤホン端子、Type-CのUSB端子。右側面に音量、電源ボタン、左側面にはSIM&SDカードスロットがあり、2枚のnanoSIMが挿せるものの、その場合はmicroSDカードが使えない。
Moto Z2 Playはホームボタンなどのナビゲーションバーがディスプレー内に表示され、その下に指紋センサーがあるという配置。ソフトウェアの設定で指紋センサーで端末操作するようにでき(指紋センサーの左フリックで「戻る」、右フリックで「履歴」など)、その際にナビゲーションバーの表示を消せる。
右側面には音量ボタンと電源ボタン(ギザギザのスピーカーみたいな形状)。背面下部にオプションで機能拡張が可能なMoto Modsの端子がある。カメラ部分は凸状にかなり出っ張っている。本体下部にイヤホン端子とType-CのUSB端子。上部にはnanoSIM&microSDスロットがあるが、これは両面が使えるようになっており、nanoSIM×2とmicroSDの3枚同時挿しが可能だ。
HUAWEI P10 liteもメインのボタン類がディスプレーに表示されるタイプ。指紋センサーは背面にある。右側面に音量、電源ボタン。上部にイヤホン端子、左側面にはZenFone 4と同じくnanoSIM&microSDカードスロットがあるが、DSDSには非対応。下部のUSB端子は従来型のmicroUSBだ。
端末価格どおりのスペック差 まずは引き分け!
この3機種、SIMフリースマホらしく、スペックと価格がちょうどリンクしており選ぶのが難しい。初回の比較でいきなり引き分けと判断したい。
3機種中で最もスペックは抑えめなものの料金は安いHUAWEI P10 liteと、もっともスペックが高く高価なZenFone 4では、トータルコストの差は2万6000円あまり。Moto Z2 Playはその中間だが、Moto Modsという特徴的な機能がある。
とはいえ、テストをすれば必ずしもスペックどおりの結果とはならないはず。ZenFone 4が圧倒するのか。それともHUAWEI P10 liteとMoto Z2 PlayがZenFone 4を凌駕するシーンを見せるのか。次回もお楽しみに。
この連載の記事
-
第212回
スマホ
3キャリアの主力ハイエンド機「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」のスタミナ比較 -
第211回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」でカメラ勝負! -
第210回
スマホ
3キャリアの主力モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」の速度対決 -
第209回
スマホ
3キャリアの主力販売モデル「Xperia XZ2」「Galaxy S9」「Mate 10 Pro」を比較 -
第208回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのスタミナは? -
第207回
スマホ
「MONO」「Qua phone」「Android One」、キャリアのミドルクラスのカメラをチェック -
第206回
スマホ
キャリアのミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」の速度比較 -
第205回
スマホ
主要3キャリアの最新ミドル機「MONO」「Qua phone」「Android One」を比較 -
第204回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイスペック機のスタミナテスト -
第203回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、ハイエンドスマホのカメラをチェック -
第202回
スマホ
Galaxy、isai V30+、Xperia、キャリアのハイスペック機の速度を比較 - この連載の一覧へ