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QRコードで即時決済も、凸版印刷が販促媒体向け物販決済サービス

2017年10月26日 02時05分更新

記事提供:通販通信

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凸版印刷(株)は11月1日、カタログなどの紙媒体にQRコードを掲載することで決済可能な物販支援決済サービスの提供を開始する。

ECサイトを経由せずに紙媒体からの即時決済が可能に

 同サービスは、(株)AliveCastが提供する商品販売システム「ExOrder(エクスオーダー)」と、Omise Japan(株)が提供する決済システム「Omise Payment」を活用することで、カタログやデジタルサイネージなどの販促媒体で商品の紹介から決済までをワンストップで実現するもの。「ExOrder」で商品に対応した専用QRコードを発行し、販促媒体に掲載。利用者は商品のQRコードを専用アプリで読み取ることで、1タップで商品が購入できる。なお、決済は事前に登録された決済情報を元に実施する。

 このサービスの利用により、自宅や店舗、街中などさまざまなシーンで、販促媒体で目にした商品を、その場で購入することが可能になる。雑誌誌面と連動した物販やチラシやポスターなどの広告を利用した物販、カタログ通販やバーチャルショップでの決済など、紙媒体から電子媒体までさまざまな販促媒体にもマルチユースに展開できる。さらに、同サービスにはマーケティング機能も搭載されているため、「どの販促媒体から」「どの商品が」「どのストアから」「どれぐらい」販売されたかを把握することもできる。

 サービスの初期費用は4万8000円~。月額費用は1万9800円~。従量費用は取扱金額の4%。その他、決済代行会社の決済手数料が発生する。

 カタログやデジタルサイネージなどの販促媒体はこれまで、宣伝としての役割が主目的であったことから、欲しい商品を購入するためには、販促物を見た後、ECサイトへアクセスする、店舗へ直接足を運ぶ、電話やFAXで注文するなどのアクションが必要だった。これにより販売機会のロスが発生することもあったため、“欲しいと思った商品がその場で買える”仕組みが求められていた。

 同サービスは、26日・27日に東京国際フォーラムで開催される「FIT2017金融国際情報技術展」に出展予定。同社では18年度中に2億円の売り上げを目指している。

■凸版印刷

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