デュアルM.2、フロント/リアType-Cなど充実の装備
最新マザーボードとしての基本的な装備も文句がない内容だ。SSDのフォームファクターの主流は、2.5インチからエッジコネクターで装着するカード型のM.2へと移行しつつある。これに対応し、ボード上にはPCI Express 3.0 x4に対応する高速M.2ソケットを2基装備する。
1基はSerial ATA 6Gb/sとの両対応で、高速なPCI Express 3.0接続のNVMe対応SSDも、コストパフォーマンスに優れるSerial ATA 6Gb/s対応のM.2 SSDも利用できる。
リアパネルにはType-C、Type-A両方のUSB 3.1 Gen.2ポートを装備するほか、フロントType-C(USB 3.1 Gen.1)用の新コネクタも装備。従来のUSB 3.0ヘッダ、USB 2.0ヘッダも当然装備しており、PCケース側の規格がどちらであってもスマートに接続できる。
また、専用の電力回路を独立し、USBバスパワーデバイスへ電圧降下なくノイズの少ない電力を供給する「USB DAC UP2」も搭載する。USB-DACのほか、ケーブル超が長く、信号が減衰しやすいゲーミングデバイスやVR用ヘッドマウントディスプレーなどを接続する場合にも心強い。
GIGABYTEは、いちはやくゲーミング体験の要素としてサウンド機能を重視し、オンボードサウンドの高音質化に取り組んできた。本製品は同社製品としては比較的シンプルな実装だが、やはりひと味違う。オーディオコーデックにRealtek最上位のALC1220を採用し、WIMAのフィルムコンデンサーを実装して高音質化を図っている。
Core i5-8600Kでベンチマークテストを実施
Core i5-8600Kを利用してベンチマークテストを行なった。4コア4スレッドから6コア6スレッドになったことでパフォーマンスがアップ。販売価格は先代同格製品からほぼ据え置きと、買い得感たっぷりで、狙い目のCPUといえるだろう。
PCMark 10、3DMarkの結果を見ても、似た構成のCore i5-6600K搭載機と比べて大きくスコアアップしており、その性能をしっかり引き出していることがわかる。
テスト環境 | ||
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CPU | Intel「Core i5-8600K」 | Intel「Core i5-6600K」 |
マザーボード | GIGABYTE「Z370 AORUS Ultra Gaming(rev.1.0)」 | ASUS「ROG STRIX Z270G GAMING」 |
メモリー | Corsair「VENGEANCE RGB」(PC4-24000 DDR4 SDRAM 8GB×2) ※PC4-21300として利用 |
Corsair「VENGEANCE RGB」(PC4-24000 DDR4 SDRAM 8GB×2) ※PC4-17000として利用 |
ビデオカード | ASUS「ROG STRIX-GTX1070-O8G-GAMING」 | 同左 |
SSD | Samsung「SSD 960 EVO」(500GB) | Samsung「SSD 850 EVO」(256GB) |
OS | Microsoft「Windows 10 Pro」(Version 1703) | 同左 |
