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オリンパス、富士、キヤノン……この秋の最新ミラーレス一眼3機種を徹底チェック! 第1回

オリンパス「OM-D E-M10 Mark III」で車の光跡などの高度な撮影を簡単に

2017年10月24日 12時00分更新

文● 周防克弥

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多種多様な写真が簡単に撮れる撮影モード

大きなモードダイヤルと、前後に並ぶダイヤルが特徴的。マニュアル時のシャッタースピードや絞り、オート時の露出補正などで利用するが大きなダイヤルは操作しやすい。ボタン類も大きめなのは好印象

大きなモードダイヤルと、前後に並ぶダイヤルが特徴的。マニュアル時のシャッタースピードや絞り、オート時の露出補正などで利用するが大きなダイヤルは操作しやすい。ボタン類も大きめなのは好印象

 撮影モードは完全なカメラ任せのフルオートからシャッタースピードや絞りを任意に設定できるマニュアルまで多彩に用意されている。

 一口にオートモードといっても、すべての設定をカメラ任せにしてただシャッターを押すだけの「AUTOモード」から、人物や風景、夜景などのシーンを選んで適切な設定にしてくれる「シーンモード」まで用意されている。シーンモードは6つのテーマ(人、夜景、動体、風景、室内、近接)から撮りたい写真シチュエーションを選ぶだけで最適な設定にしてくれるので簡単だ。

「アドバンスフォトモード」では特殊な撮影へアクセスしやすくなっている。従来は分散されていたり、メニューや特定の項目からしかアクセスできなかった特殊な撮影モードが1ヵ所にまとまった

 さらに「アドバンスフォトモード」と呼ばれる、より高度な撮影が簡単に行なえるモードも搭載。

 星空や車のライトなどの光跡を撮影できる「ライブコンポジット」や、2枚の写真を重ね合わせて幻想的な雰囲気を作る「多重露出」、ダイナミックレンジを広げて白とびや黒つぶれを抑えた写真が撮れる「HDR撮影」といった、高度な撮影も目的を選ぶだけで簡単に設定してくれる。

 これらの撮影モードの切り替えは上面に備わっているモードダイヤル+画面UIで簡単にできるので、初心者でもあたかも撮影に精通している人のような、凝った撮影が簡単にできる。

さまざまな特殊撮影ができる「アートフィルター」

ノーマル

ノーマル

ポップアート

ポップアート

ファンタジックフォーカス

ファンタジックフォーカス

デイドリーム

デイドリーム

ライトトーン

ライトトーン

ラフモノクローム

ラフモノクローム

トイフォト

トイフォト

ジオラマ

ジオラマ

クロスプロセス

クロスプロセス

ジェントルセピア

ジェントルセピア

ドラマチックトーン

ドラマチックトーン

リーニュクレール

リーニュクレール

ウォーターカラー

ウォーターカラー

ヴィンテージ

ヴィンテージ

パートカラー

パートカラー

ブリーチバイパス

ブリーチバイパス

 オリンパスのデジカメといえば特殊撮影機能の「アートフィルター」が有名だ。今回新たに「ブリーチバイパス」が加わり、15種になった。

 ブリーチバイパスは、他社のデジカメでは「銀残し」と呼ばれる機能で、金属の質感など、銀色をより印象的に仕上げる効果を得られる。

 アートフィルターはそれぞれ強弱や効果差を調整できる項目がある。ほかにも重ねて効果を加えることのできる「アートエフェクト」が9種類用意されている。

 なお、1回のシャッターでアートフィルターを全部記録可能な「アートフィルターブラケット」が省かれている。

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