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ヤフーが大阪オフィスを増床、エンジニア約500人を採用へ

2017年10月04日 07時48分更新

記事提供:通販通信

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ヤフー(株)は2日、10月から大阪オフィスを増床し、社外の人も利用できるコラボレーションスペースを設置したほか、東京・大阪・福岡で今後1年間に約500人のエンジニアを採用すると発表した。

大阪でも「フリーアドレス制」を採用

 同社では、大阪・福岡エリアでのエンジニア採用強化に伴い、現大阪オフィス(大阪市北区・大阪富国生命ビル)に加えて、10月から新たにグランフロント大阪にもオフィスを開設。今後の人員増加に対応できる環境を整備した。新オフィスには、社外者も利用できるコラボレーションスペースや、イベントやセミナーが開催できるスペースが設置される。

 さらに、東京本社紀尾井町オフィスで導入している「フリーアドレス制」を、大阪でも新たに導入。社員は徒歩圏内にある2つのオフィスを自由に行き交い勤務できる。これにより社内外の交流を促し、情報が集まる環境を提供。新しいアイディアやサービスにつながるイノベーションの創出を図る。

 また、10月から、社員の約半数にあたるクリエイター(エンジニア・デザイナー)約3000人に対し、9つの制度や取り組みをパッケージ化した「My Polaris(マイポラリス)」を提供。これによりクリエイターの技術力向上、チャレンジ機会の拡大、技術力の発揮を支援する。

 今回、新たに「My Polaris」に加わった制度は次の通り。

 (1)技術活動費用補助:技術力向上や知見・アイディアを広げることを目的に使える補助金として、1人につき月額1万円を上限に支給。書籍・アプリ・PCデバイスなどの購入、セミナーや勉強会への参加、英語学習など自由に利用できる。

 (2)開発合宿プログラム:アーキテクチャー設計の技術伝承やサービス横断のレビューなど、技術の共有・伝承や共通の課題解決を目的とした合宿プログラムの開催を支援する。

 (3)OSSデベロッパー認定制度:Yahoo! JAPANが戦略的に採用しているOSS(オープンソースソフトウェア)の開発者を認定。対象OSSの開発時間が業務扱いとなり、対象OSS開発や関連する活動についても年間100万円を上限とした活動予算枠を付与する。

 他に、黒帯制度(特定分野に突出した知識・スキルを持っている社員に一時金や活動予算枠を付与)、社会人ドクター進学支援制度(博士課程進学に際して奨学金や特別休暇を付与)、Hack Day(クリエイターの創造力やアイディアを駆使した開発コンテストの実施)、トップカンファレンスへの参加支援、グローバルテック企業との交流、書籍執筆・副業許可…などの制度を継続して提供する。

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