iPhone 8とiPhone 8 Plusには防滴、防塵性能がそなわっています。
どれくらいの水流や埃に耐えられるのでしょうか。
公式サイトを確認すると、「IP67等級」との表示があります。
IPとは、国際電気標準会議(IEC)の定める保護等級。IPの後が人体と固形物に対する等級を、その後ろが水の侵入に対する等級を表します。すなわち、IP67とは、6等級の防塵性能と、7等級の防水性能を持つという意味です。
具体的にどの程度の防水/防塵性能なのか? 工業用の測定器などを開発/販売する、石川県に本社を置く日新産業のページを参照してみます。
6等級の防塵性能は最もランクが高く、「粉塵が内部に侵入しない」とされています。そして7等級の防水性能は最高レベルの8より一段階低く「規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない」とされています。
このことから、IP67の保護等級は、防水/防塵ともにかなり高レベルだと言えます。「水中に浸漬しても有害な影響を受けない」くらいなので、雨やコップの水をこぼした程度では平気そうですね。
しかし、公式サイトには以下のような表記もあります。
防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。液体による損傷は保証の対象になりません。(公式サイトより)
以上から、むやみに濡らしたり、粉塵の舞う環境で使ったりすることは好ましくないとも言えるでしょう。頼もしい防水/防塵性能をそなえているのは確かなので、あまり神経質になる必要はありませんが、「万一濡れてしまっても、壊れる可能性が低い」と受け止め、保険程度に考えておくと無難かもしれません。
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