iPhone X&iPhone 8、ASCII徹底大特集! 第27回
iPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusのカメラ機能はココが決定的に違う!
2017年09月26日 12時00分更新
無事にiPhone 8/8 Plusも発売された。iPhone 7とどこが違うのは先日、お伝えさせていただいたとおり。中でも、カメラを中心に使う人ならポートレートモードの違い、またiPhone 8 Plusにのみ搭載されたポートレートライティングモードが気になったに違いない。
そしてついに編集部に実機が届いたので、新し物好きの筆者はiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusを使ってさっそく撮り比べを行なった。その結果をお知らせしよう。なお、iPhone 7 PlusはiOS 11にアップデート済みである。
iPhone 8 Plusのカメラ性能だが、1200万画素のデュアルレンズでそれぞれF値が1.8/2.8とiPhone 7 Plusと変わらない。いったいどこで差が出るのか!? まずは、ポートレートモードでの結果を見てみよう。iPhone 8 Plusは自動的にポートレートライティングモードになるので「自然光」で撮影している。
人物撮影に関してはほぼ差は感じられないが色味がiPhone 8 Plusのほうが暖色系だ。自然光モードのおかげかもしれない。とはいえ、ほぼ変わらないボケ味を見るとiPhone 7 Plusのカメラも完成度が非常に高いことがわかる。次は小物を撮影してみた。条件は同じポートレートモード(iPhone 8 Plusの場合は自然光モード)。
両方とも、一眼レフのように強力にボケてくれる。ポートレートモードではiPhone 7 PlusもiPhone 8 Plusも大差ないだろう。ほぼ同じ実力だった。
だが、iPhone 8 Plusが真価を発揮するのはポートレートライティングモードだ。こればっかりはiPhone 8にすら搭載されていない。カメラにこだわるのであれば、iPhone 8 Plusを選びたい理由がココにある! それでは、ポートレートライティングモードで撮影した写真を見てほしい。自然光の写真は上記のものがあるので割愛させていただく。
照明効果でこんなにも写真の印象が変わるのか! と驚かされる。とくにステージ照明は使い方次第では、楽しい写真が撮れそうだ。次は先ほどと同じく小物を撮影。
最近、デュアルレンズで一眼レフのようなボケ味を強調するスマホもいくつかあるので、ボケ効果自体は珍しくないのだが、良い感じにボケさせつつ、照明効果で写真の雰囲気をガラっと変えてくれるのは、今のところiPhone 8 Plusのポートレートライティングモードだけ。素人が適当に撮っても、芸術的な写真のように撮影できるのは本当に素晴らしい。それこそ、インスタ映えする写真を撮影したいなら、iPhone 8 Plusだろう。写真を撮るのが苦手な人でも、撮影が楽しくなるはずだ。
しかも、ポートレートライティングモードで撮影した写真はあとから効果を変更できる。たとえば、自然光で撮影した写真を、編集でステージ照明にしたり、輪郭強調照明にしたりできるのである。しかも、ポートレートモードのオンオフも編集可能だ。撮影したあとも、納得いくまで写真をイジり倒せるのは魅力的。
なお、後日発売されるiPhone Xにもこの機能は搭載される。
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