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第7世代Core i7、最大32GBメモリーで実力バッチリ

実はPhotoShopやLightroomが快適!! Iris Plus Graphics搭載「m-Book H571BN1-S2」を試す

文●山口優 編集○ASCII編集部

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「m-Book H」シリーズはバッテリーの持ちも良好

 「m-Book H」シリーズは公称6.4時間駆動(超省電力モードでは最大7.2時間)となっているが、CPUやグラフィックスの違いは駆動時間に影響しないのだろうか?

プリインストールされている「電源管理ユーティリティ」で電源プランを「超省電力モード」などに変更できる

 そこで、バッテリーベンチマークソフト「BBench」を使って省電力モード時と超省電力モード時にどのくらい持つのかを計測してみた(なお、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定し、満充電状態から電源が落ちるまでの時間を計っている)。

BBenchによるバッテリー駆動時間結果
モデル名 m-Book H570BN1-S2 m-Book H571BN1-S2
省電力 7時間30分 7時間29分
超省電力 8時間1分 7時間49分

 予想通り「m-Book H571BN1-S2」の方が駆動時間は短い結果になったが、その差はごくわずか。どちらのモデルも思った以上にバッテリーが持ってくれた。ちなみに、省電力モードも超省電力モードも、画面の明るさはデフォルトで40%となっていた。明るさを少し下げるなどすれば、駆動時間をさらに伸ばすことも可能と思われる。

より高い性能を求めるなら、Iris Plus Graphics 650搭載の
「m-Book H571BN1-S2」に注目!

 ここまで見てきたように「m-Book H」シリーズは、Core i7-7500U(Intel HD Graphics 620内蔵)を搭載した「m-Book H570BN1-S2」と、Core i7-7567U(Intel Iris Plus Graphics 650内蔵)の「m-Book H571BN1-S2」とではグラフィックスパフォーマンスが大きく異なっている。この違いが生まれた理由は、Intel Iris Plus Graphics 650がグラフィックス処理ユニット数が多く動作周波数が高いこと、グラフィックス処理背引用の組み込みメモリーを少量ながら搭載していることにある。

 「m-Book H570BN1-S2」でも十分すぎる性能を備えているが、画像加工のようなクリエイティブ系の作業を行なう機会が多い人や、ゲームを快適に楽しみたい人には、より高性能な「m-Book H571BN1-S2」の方をお勧めしたいところだ。

 直販サイトでは「m-Book H570BN1-S2」が最小構成時に9万4800円(税別)、「m-Book H571BN1-S2」が11万4800円(税別)となっている。CTOではSSDとHDDのデュアルドライブにすることも可能なので、用途や予算に合わせて自分好みの構成になるようあれこれ考えてみるのも楽しそうだ。

マウスコンピューター/G-Tune

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