ニューヨークを飲みたいかー!!
今回はデカすぎるドリンクです
東京は飯田橋で日夜作業しているアスキー編集部の皆さんですが、中には海外出張に行かれる人もいらっしゃいます。スマートフォンを担当しているゆうこばさんは、ここ1ヵ月でニューヨークとカリフォルニアに渡米したこともあってか、すっかりアメリカにかぶれてしまいました。
何かにつけ、「もうニューヨークでは当たり前だから」「西海岸ではそんなことしなかったからね」と言い出すようになってきた(編注:筆者の私見です)ゆうこばさん。ニューヨークとカリフォルニアというアメリカの東西を訪れただけで、「アメリカを股にかける男」という自負も芽生えつつあるようです。
そんなゆうこばさんが「まだ日本の小さな飲料で消耗してるの?」と言いたげにおみやげとして買ってきたのが、「AriZona」なるメーカーのドリンク。
AriZonaことアリゾナビバレッジ(Arizona Beverages USA、公式サイト)は、ニューヨーク州ウッドベリにある飲料メーカー。名前に反して、アリゾナ州にあるわけではないようです。アイスティーやエナジードリンクなどを手がけています。
ゆうこばさんが買ってきたのは、「AriZona Iced Tea with Raspberry Flavor」と「AriZona Mucho Mango」の2本。
AriZona Iced Tea with Raspberry Flavorは、ラズベリーティー、という扱いになっています。アリゾナビバレッジはレモンティーをヒットさせた実績があり、そこからさまざまなフレーバーティーに手を伸ばしているとか。
AriZona Mucho Mangoは「100% NATURAL」をうたうジュース。ビタミンCが強化されており、防腐剤や人工着色料を使わずに作られているそうです。
どちらも680mlというアメリカンな大容量が特徴です。それでいて99セントという値段。大体110円ぐらいですね。
フルーティーでおいしいアイスティー
甘いのが苦手でなければオススメ
今回は海外出張が多く、エナジードリンクにも詳しいスピーディー末岡さんが主役。「ゆうこばはアメリカにちょっと行ったぐらいで海外通を気取っている! まだ甘い!」とばかりに試飲に参加してくれました。まずはラズベリーティーから。
スピーディー末岡「これはおいしいよ! ラズベリーの味がスッキリしていて、ごくごく飲める。変なクセもないし、日本でも受け入れられそうなテイスト。ただ、アイスティーというには、ちょっと甘すぎるんじゃないかな……? あと、この量を飲みきるのはしんどいと思う」
筆者も飲みましたが、ラズベリーの香りがするアイスティーかな、と思うと違います。確かにお茶ではあるのですが、ベリーの風味と甘さが強い。フレーバーティーというより「フレーバー!! ……ティー……」ぐらいの割合です。
けっこうおいしいものの、なにぶん680mlなので、ごくごく飲めるというか「ごくごく飲まないと無くならない」レベルでもあります。ただ、味はなかなかのもので、「甘いアイスティーは許せないんだよね」主義でもなければかなりオススメできます。
マンゴーも自然な味!
問題なのはとにかく量だ
つづいてはムーチョマンゴーです。何を持ってムーチョなのかわかりませんが、飲めば答えも見えてくるのでしょうか。
スピーディー末岡「ちゃんとマンゴー味だね! わざとらしくないよ。アメリカ製だから、バブルガムみたいな変な甘さを想像していたけど、ジュースとしてレベルが高い。『100% NATURAL』と書いてあることはウソじゃなさそう」
こちらもスッキリしていて飲みやすい。マンゴーの味もわざとらしくありません。どうも我々はアメリカの飲料というと「甘味料ドババwwwww着色料ベタ~ッwwwww」みたいなイメージを持ってしまいますが、アリゾナビバレッジは味を大切にしているようです。
しかし、本当にくどいようですが、680mlは多いです。思った以上にデカい。ペットボトルではなく缶なので、フタをすることもできない。2本とも編集部員が最後までおいしくいただいたものの、飲みきるのにかなり時間がかかったことを付け加えておきます。
ちなみにアメリカ本国では、ガロンボトル(洗剤みたいなボトル。容量は3.785リットル)での販売もあるようです。さすがはUSA、ワイルドな量ですね……。
オマケ:IFAのエナジードリンク
ドイツの家電見本市「IFA」はASCII.jpでも特集を組んでばっちりレポートしましたが(特集はこちら)、エイサーのブースで配られていたエナジードリンクがあるそうです。末岡さんが出張に行ったライターさんからおみやげでもらっていたので、いい機会だと飲んでみることに。
同社のゲーミングデバイスブランド「Predator」のロゴがあり、ノベルティーグッズ的な位置づけのようです。
スピーディー末岡「なんだか、ちょっと酸味が強いけど、レッドブルに似ているね。ノベルティーだし、こういうものなのかもね」
味としては、奇をてらわないエナジードリンクでした。海外の発表会ではノベルティーとしてエナドリを配ることは珍しくないようで、同じような試みをするメーカーは結構あるそうです。といってもメーカーオリジナルではなく、ドイツの飲料メーカーが生産したドリンクのパッケージだけを差し替えたものが大半だとか。
というわけで、今回はニューヨークの巨大缶飲料と、ノベルティーのエナジードリンクでした。アスキー・ジャンク部では海外のいかがわしい飲み物情報もお待ちしております。どしどしお寄せください。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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