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ガンダムファン垂涎の出来!

赤い彗星の気分に浸れるシャアの視点で描かれるVR体験レポート

2017年09月19日 10時00分更新

文● ジサトラ ハッチ

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『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の世界をVRで視聴できる「機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-」の体験イベントが、9月19日より新宿ピカデリーにて開催される。今回体験できるVRコンテンツは、9月2日より全国35館にて絶賛上映中の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』の一部シーンをVR化した映像作品。

機動戦士ガンダム THE ORIGINの第5話である『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』は、ブリティッシュ作戦(コロニー落とし)を実行後が描かれる。ザビ家の陰謀が交錯するなか、復讐に駆られたジオン軍のエース「シャア・アズナブル」が参加する「ルウム会戦」が始まる

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-」は、劇中の後半にシャア・アズナブルがルウム会戦に出撃するシーンがVRとして描かれている。体験が行なえる開催日は9月第4週、第5週の平日のみ。

 このVR体験は、新宿ピカデリーにて映画を視聴する予定に合わせて公式サイトにある専用サイトにて事前に予約を行なうと優先して体験ができる。また、本映像作品には映画の内容を含んでいるため、体験するには体験当日の日付の入った劇場入場券が必要とのこと。

 映画とVR体験の予約をした後、新宿ピカデリーに行き、予約した時刻の5分前に1FエントランスにあるVR体験ブースに行く必要がある。予約していない場合も、映画鑑賞した当日に空きがある場合は、当日受付にて体験することは可能だが、予約優先のため希望の時間帯には沿えないことがあるとのこと。絶対体験したい!という人は、忘れずに予約しておくといいだろう。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の世界に没入
リアルなMSに萌える!

 今回、ひと足先に「機動戦士ガンダム THE ORIGIN -シャア出撃-」を体験できる機会を得たので、簡単に紹介したい。

VR体験ブースは、新宿ピカデリーの正面玄関を入った1Fエントランスにつくられている

ブースの右壁面には、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』の絵コンテが飾られていた

ブース背面の壁面には、VR映像演出を行なったテレビアニメ「ラブライブ!」の監督で知られる京極尚彦氏のサインが書かれていた

 VR体験ブース内は、4つの部屋に分かれており、最大で4人同時に体験ができるようになっている。使用するVRヘッドマウントディスプレーは、HTCの「VIVE」が採用されていた。

体験する部屋の中。大型のディスプレーの下に、VIVEとVIVE用のコントローラーなどがセットされていた。PCはボックスに隠されていたが、マウスとキーボードのロゴからドスパラのゲーミングPC「GALLERIA」シリーズが使われているようだ

 オペレーターによりVIVEを装着してもらったら、ザクⅡをベースとした、基調色が赤い“シャア専用ザク”のモノアイをしばらく見つめると体験がスタート。

 冒頭は、たくさんのザクⅡが収容されたモビルスーツデッキを見ることができる。複数の作業員が宙を飛び回る世界は、まさにアニメで見たままの世界だ。本コンテンツは、シャア・アズナブル(劇中の時間軸で階級は中尉)の視点で描かれている。

 正面には赤いザクⅡが横たわり、後ろを向くと緑色のザクⅡの大きな頭を見ることできる。作業員のひとりに声をかけられたところで、視点はコクピットに。原作そのままに描かれたコクピットは、見ているだけでワクワクする。手の方を見ると、もちろん操縦桿も見ることができる。できれば、操縦桿を握っている感触も得たいとウズウズしてしまう。

モデリングはとても精緻につくられており、今まで見た3Dモデリングの中でもかなりリアルでガンダムファンなら感動すること間違いなしだ

計器類なども原作どおりに描かれたコクピットでは、モビルスーツデッキの動きに合わせて、外部モニターの映像も動き、まさにザクⅡに乗っている実在感を得ることができる

 コクピットの乗った後は、当日のお楽しみ。3分ほどの映像だが、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』特にシャア・アズナブルのファンにとっては、堪らない内容となっているので、ぜひ映画と一緒にVRも体験してみよう。

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