アドビ システムズは9月11日、総合人材サービスであるパーソルホールディングスがデジタル変革の推進施策の1つとして、同社およびグループ会社3社(パーソルキャリア、パーソルファシリティマネジメント、パーソルテクノロジースタッフ)に「Adobe Sign」の導入を決定したことを発表した。
これにより、従来紙で行なわれていた取引先との契約や発注業務および、そのワークフロー履歴管理を電子化し、業務効率の向上とコンプライアンスの強化が可能になるという。
Adobe Signとは契約書や承認用文書の送信、署名の取得、トラック、管理までのプロセスを完全デジタル化し、どこからでも迅速かつ安全に業務を遂行できる電子サインソリューション。
パーソルグループでは、これまで見積書、発注書、契約書など、特に社外との取引において膨大な数の文書を紙で部門別に処理しており「契約業務の非効率性」「管理不備に関するリスク」「人的負担、管理コストの増大」「多様な働き方への対応」などの課題を抱えていたという。
以上の課題を解決するためパーソルホールディングスはAdobe Signの「既存システムとの柔軟な連携」「強固なセキュリティー」「国内データセンターでの運用」「多言語に対応したグローバルシステム」「日本での導入・運用サポート体制」などを評価し、導入を決定した。
パーソルホールディングス 取締役執行役員 小澤 稔弘氏は、今回の導入発表について「パーソルグループは、仕事を通じて人や組織の成長を支援する企業です。Adobe Signの導入により、社内外の文書管理業務を最適化することで業務処理効率を上げ、本業により集中しやすい体制の構築を目指していきます。今後は、Adobe Signがマーケットでのデファクトスタンダードとなることで、お客様や取引先も含めて優れたユーザーエクスペリエンスを共有し、多くの企業間で文書管理業務が効率化されていくことを期待しています」とコメントしている。