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プロジェクト10シーズン目に突入! ミクAMGで挑む2017年 第10回

最後の鈴鹿1000km! ミクAMGは悪夢の3回バーストでノーポイント

2017年09月12日 16時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp 撮影●鉄谷康博、加藤智充

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関係者インタビュー

安藝貴範 代表

 重さがすべてに効いていたんでしょうね。このせいで無理するところも多かったでしょうし、予選が良かっただけに期待が大きくなってしまいました。マザーシャーシは長距離になればなるほど、燃費の良さとかタイヤの耐久性だとか優位になりますね。ピットで20秒くらいあっという間に縮めてきますから。それよりもなによりも重かった。これに尽きます。ウェイトハンデ制がしっかり機能している証拠ですね。チャンピオンシップも2ポイント差ですし、次のタイではウェイトが半分になりますから。といっても50kgもまだありますが。タイではリベンジしたいですね。


片山右京 監督

 昨日の予選が良かっただけに、ガッカリ感もハンパないですね。でも、100kg積んでいるのでレースが厳しいのはわかっていたし、65号車に先に行かれたとはいえ、まだ2ポイント差だし、チャンピオンの可能性はまだ十分残っていますから。タイまでに今日ダメだった部分をみんなで検証して、できることを準備して挑むだけです。ただ、タイはライバル勢も強いですからね。去年は25号車がタイヤ無交換で勝っているし、給油速度も速いから、必ず復活してくるでしょう。最終戦はさらに厳しい状況になると思います。ですが、自分たちは自分たちで全力を尽くすだけです。


谷口信輝 選手

 予選4位というところからスタートできたので、できるだけポイントをたくさん持ち帰りたいという気持ちで走ったんですけど、やっぱり100kgというウェイトはしっかり効いているらしく、我々としては予定通りのペースで走っていたんですけど、ピットのたびにどんどん順位が下がってしまって。最後のスティントでは連続してパンクしてしまいました。100kg積んで1000km走るという過酷なレースで1点2点を取りに行く勝負になると思っていたのですが、1点も取れませんでした。せめてもの救いはチャンピオンシップでさほど置いていかれなかったことですね。1位とは2ポイント差だし、まだまだ狙えますよ。


片岡龍也 選手

 クルマ自体は悪くなかったんですけど、スタートで失敗して抜かれて、そこから僕のスティントは前のクルマのリアを見続けるレースでしたね。クルマの調子が良くてもやっぱり重いので前のクルマを追い越せないんです。ピットに入ればいつもどおりノーミスで送りだしてもらっているのに、なぜかどんどん抜かれてしまう。走れば走るほど順位が下がるという、フラストレーションが溜まる展開でした。最終的にはパンクですから。「す」の付くサーキットはうまくいきませんね。

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