基礎知識から選び方まで! iPhoneで使うBluetoothオーディオ 第2回
今iPhoneで使いたい! 旬なBluetoothヘッドフォン/イヤフォンをタイプ別に紹介
2017年08月31日 12時00分更新
左右のイヤフォンがケーブルでつながったタイプ
左右結合タイプのメリット/デメリット
メリット:連続再生時間も十分で、リモコン付きなど使い勝手が良好。音質も有利
デメリット:完全ワイヤレスほどの軽快さはない
続いては、左右のイヤフォンユニットがケーブルでつながったタイプ。これは、Bluetoothイヤフォンとしては標準的なスタイルだ。
単純にケーブルでつながっているものもあれば、首にひっかける感じのネックバンドとつながったタイプもある。装着感はもちろん、見た目も変わるので、服装などに合わせて選ぶといいだろう。
ここで紹介するのはJBLの「E25BT」(実売価格 5800円前後)。およそ6000円という価格も魅力で、ちょっと試してみるにもちょうどよいモデルだ。
使い勝手もなかなか良好なJBL「E25BT」
E25BTの場合は、ケーブルの真ん中あたりにバッテリーやBluetoothのための回路を持った部分がある。
すべてをハウジング内に収める必要がないので、バッテリー容量も大きくでき、最大約8時間の連続再生が可能になっている。
しかも、E25BTはこのバッテリー部分に付属のクリップを装着でき、服の襟などに固定できるので、うっかり紛失するような心配もない。
E25BTの使用感は、スマホとケーブルでつながっていない軽快さはあるが、ハウジングからケーブルが出ていることもあり、今までのイヤフォンの感覚に近い。
あまり新鮮味はないが、ちょっとイヤフォンを外したときにそのまま首から下げておけるなど、今までとの使い勝手の差を感じない点は好ましい。
また、リモコン/通話用マイクがあるので、今までと同じ感覚で使える。このあたりの親しみやすさが大きな特徴と言えるだろう。
音質はクリアーで解像感に優れた音で、クラシックの音数の多さもしっかりと再現する。低音はややコンパクトだが、中低音がしっかりとしているのであまり物足りなさは感じない。
広々としたステージ感と音数の多さでオーケストラの演奏も十分楽しめる。女性ボーカルは声が生き生きとしていて、吐息などの微妙なニュアンスもよく出る。溌剌とした元気の良い鳴り方で楽しく音楽を聴ける。
情報量の豊富さなどを考えても、音質的にもこちらの方が有利であるとわかる。価格が身近なモデルも多いので、初めてBluetoothを試すならば、こちらのタイプの方が選択肢も多いのでおすすめだ。
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