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16年度通販市場、6.6%増の6.9兆円…18年連続で成長

2017年08月28日 14時44分更新

記事提供:通販通信

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 (公社)日本通信販売協会(JADMA)が28日発表した「2016年度通販市場売上高調査」(速報値)によると、2016年度(16年4月~17年3月)の通販企業売上高は、前年度比6.6%増の6兆9400億円となった。金額では前年から4300億円の増加だった。

通販市場の成長率は5年間で36.4%増

 同調査は、JADMA会員460社を対象に実施した調査「第35回通信販売企業実態調査」の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計した有力非会員285社の売上を加えて算出したもの。調査期間は6月23日~8月4日。推計値は衣料品・雑貨・化粧品・健康食品などの物販が中心で、保険・デジタルコンテンツは対象外。

 通販市場売上高はマイナス成長を記録した1998年以降、18年連続で増加。11年から5年間で36.4%増と大きく成長している。成長率は、消費税が増税した影響を受けて4.9%に落ち込んだ14年度以降、15年度(5.9%)、16年度(6.6%)と回復傾向にある。直近10年間の平均成長率は6.6%で、16年度は平均の数値に回復した。

同調査では、通販市場が拡大する要因として、アパレルECやBtoB通販などのネット通販が好調であること、プラットフォーム系を含む通販支援サービスが充実していることを挙げた。

 JADMAは、通販市場を商品別や媒体別などで分析したレポート「第35回通信販売企業実態調査報告書」として11月に発刊する。

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