新型Surface Proが6月に発売され、即購入したものの周辺機器が出そろうのにしばらく待たされた。「Surface Pro Signatureタイプカバー」キーボードは7月、新型「Surface Pen」は8月に発売されることになったのだ。予約しておいたところ、ようやく先日届いたので、早速最強Surface Proを活用する技をご紹介しよう。
信頼できる最高品質の2in1タブレット端末
MicrosoftのタブレットPC「Surface Pro」の新モデルが6月に登場。すでに「4」まで発売されていたが、ここでまさかのナンバリング撤廃。AppleのMacBookシリーズみたいだが、これが現在理想の端末、という意思を表しているとのこと。
本来「5」にあたる新モデルは、「3」以降と同じく、アスペクト比3:2のディスプレーで、本体デザインはぱっと見ほぼ変わらず。細かく見ると、ボディーがわずかに丸みを帯びているのだが、本当に微妙な違いだ。インターフェースも変わらずだが、中身は大幅に改良されている。
新Surface Proは6モデル用意されており、CPUはCore m3、Core i5、Core i7から選べる。Core i5とCore i7はメモリーとSSDの容量違いがあり、価格は10万5800円(税抜)から31万5800円(税抜)。当然、Core i7モデルを購入しようかと思ったら、Core m3とCore i5モデルはファンレスとのこと。ファンレスの静音性は魅力的だし、ファンレスということは発熱もそれほどではないということだろう。そこで、Core i5を選ぶことにした。
端末サイズは201.42×292.10×8.45mm、重量は770g(i5モデル)と軽量だ。ディスプレーは12.3型で解像度は2736×1824ドット。画素密度は267PPIの細かさで、ドットはほとんど見えない。もちろんタッチディスプレーで10点マルチタッチだ。驚くのがバッテリー駆動時間。容量が45Whに増量され、13.5時間も動作するのだ。
以前からだが、Surface Proのボディーは剛性感が高く、チープな感じがない。Microsoftが出すだけあり、品質重視というのがうかがえる。その分、端末価格はそこそこするが、信頼性のことを考えると十分なコストパフォーマンスといえるだろう。
キックスタンドが改良され、165度まで開くようになった。ヒンジのデザインも変わっている。ペンを利用する際にほんの少しだけ傾けたい、という使い方ができるのはありがたい。
インカメラは前モデル同様、Windows Helloに対応している。画面の上を見つめるだけで、Windowsにサインインできるのはとても便利。ちなみに、最初カメラがなくなったかと思うほど、目立たないデザインになっている。
OSがWindows 10 Proというのはありがたい。Office Home&Business PremiumにOffice365サービスも付いており、1年間利用できる。初めてWindows 10 PCを買うならありがたいが、すでにOffice 365を使っている人には特にメリットがないのが残念。期限延長などがあるとうれしいところだが。
雰囲気たっぷりで打ちやすいSignatureタイプカバー
新しいSurface Proのタイプ カバーは前モデルと同様Alcantara(アルカンターラ)素材を採用しているが、新モデルはキーボード面にも使われている。イタリアのAlcantara社が手がけている製品で、スエードふう人工皮のなめらかな手触りがウリ。しかも皮っぽいのに、メンテナンスが不要なので高級車の内装などにも採用されている。ちなみにイタリアの会社ではあるが、出資は日本企業となっている。
本体サイズは216×295×4.9mm、重量は310g。トラックパッドはガラス製で、クリック感は良好で、クリック音も大きい。キーボードは6列配列で、キーピッチはフルサイズなものの、カーソルキーはやや小さめ。LEDバックライトを搭載しており、暗いところでの入力も問題なし。キーはメカニカルキーでキーストロークは短く、デスクトップ用のキーボードと比べると確かにペタペタとした感触だ。とはいえ、Surface Pro3用のタイプカバーと比べればはるかに使いやすいし、ノートPCと考えれば文句の出ないレベルだろう。それよりも、Alcantara素材の高級感がいい感じで、喫茶店やコワーキングスペースでドヤりたくなる。ただし、価格は2万952円と少々お高め。
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