キヤノンは8月29日、エントリークラスのミラーレス一眼「EOS M100」を発表した。10月上旬発売予定でボディーのみの直販価格(税別)は5万3500円。
「EOS M10」の後継機種となるが、画像処理エンジンに最新の「DIGIC 7」を採用することで、機能が大幅に向上している。
撮像素子(APS-Cサイズ)も2420万画素の新しいセンサーとなり、画素1つ1つが位相差AFセンサーとしても動作する「Dual Pixel CMOS AF」が利用できるようになった。これにより、合焦までのスピードが高速化されている。
連写速度は、従来機で最大4.5コマ/秒だったのが最大6.1コマ/秒と大幅に高速化。AF追従でも、約4コマ/秒で撮影できる(従来機は2.2コマ/秒)。
感度も上限がアップし、最大ISO 25600まで設定可能(従来は ISO 12800まで)。写真の仕上がりを簡単に調整できる「クリエイティブアシスト」では、マゼンダ~グリーンの色合いを調整できる「色合い2」が追加された。
動画撮影はフルHDの60p記録が可能になったほか、5軸の手ブレ補正やタイムラプス撮影が利用できるようになった。
このほか、Bluetooth Low Energy(BLE)に対応し、カメラの電源がオフ(待機状態)でもスマホなどとの接続が維持される。
さらに、写真撮影時にスマホで位置情報を取得し、カメラ側の画像に位置情報を付与できるようになった。
レンズキットは、15-45mmレンズ付属のキット(税別の直販価格は6万8500円)と、ダブルレンズキット(同8万2500円)、ダブルズームキット(同9万1500円)を用意する。