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スピーカーの一時代を築いた「DIATONE」が本格ブックシェルフ型として9月発売へ

2017年08月21日 15時00分更新

文● ハシモト/ASCII編集部

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  三菱電機エンジニアリングと三菱電機ライフネットワークは8月21日、「DIATONE」の名を冠したブックシェルフ型スピーカー「DS-4NB70」を発表した。9月29日に発売予定で、税抜の希望小売価格は60万円(1台)となる。

2016年に話題となった試作機がいよいよ製品化!

 DIATONEは1946年に同社とNHKが共同で開発したフルレンジスピーカーが元となる。1968年に民生用のスピーカーが発売されると、ユーザーから高い評価を得て、スピーカー業界の一時代を形成した。

 しかしその後、1999年にDIATONE市販用スピーカーが終息。2006年に「DS-MA1」として製品化されたが、以降は同社のテレビや車載用スピーカーにその技術が継承されてきた。

 そして2016年、DIATONEブランドの70周年ということで新製品の試作機をさまざまな場所で参考展示。その試作機が満を持して製品となったのがDS-4NB70となる。

 特徴は、樹脂にカップ積層型カーボンナノチューブを配合した独自の「NCV-R振動版」を採用。この振動板を強力なネオジウムマグネットで駆動させる。

 磁気回路には独自の低ひずみ回路を採用。渦電流が交流歪に与える影響を低減して大幅な音質改善を実現しつつ、独自のマグネットの構造により低音域歪みのエネルギー成分を約10分の1に低減したという。

 スピーカーユニットは160mm(ウーファー)と30mm(ツィーター)のものを採用しており、ハイレゾ音源の再生にも対応する。

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