フルサイズ一眼とAPS-C一眼はそんなに違うのか!? 第2回
フルサイズ一眼「EOS 6D MarkII」とAPS-C一眼「EOS 80D」、高感度と階調はどれだけ違う!?
2017年08月09日 12時00分更新
影の部分は差がないが、明るいところの階調に若干差が!
上の2枚はともに明暗差のある屋外で絞り開放で撮影した。同じレンズではないので厳密な比較ではないが、影になっている部分の再現具合はほぼ同じ。
日差しの当たっている部分ではEOS 6D MarkIIのほうが階調が残っており、EOS 80Dは明るくなりすぎて階調が乏しくなっている。
次いで、同じレンズ、同じ焦点距離で撮影したのが上の2枚。画面サイズが違うので写っている範囲が違うが、同一条件での比較だ。
こちらだと明暗差があまりないので大した差は出ていない。極端にハイライトやシャドーがないと区別はつかないくらいの差だ。
階調の広さはEOS 6D MarkIIだが
それが必要かどうかは撮影環境による
直射日光が当たった状態などではハイライト側の再現性に差が出てくるが、シャドウ部の再現性はほぼ近いと思える。
明暗差があるシーンではわずかではあるが、フルサイズ素子のEOS 6D MarkIIに軍配が上がる。
このわずかな差をどう見るかは撮影する人次第。屋外で光をあまりコントロールできないようなシーンでは少しでも階調を広く再現できるほうがいいと思える。逆にしっかりライティングできるようなスタジオなどではテクニックでカバー可能とも考えられる。
筆者の場合は室内で商品撮影をする機会が多く、個人的にはしっかりピントを合わせて撮ることが重要。被写界深度を深くとれるAPS-Cサイズのデジカメのほうがフルサイズ機よりも使用頻度が高い。ということで次回は画角と絞りの差をチェックする。
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