エヴァやマリカーなどプレイ前に迷う「VR ZONE SHINJUKU」の全容をガチレビュー
2017年07月26日 15時15分更新
ではまず、RED Ticketで体験できるVRアクティビティから順に紹介したい。ちなみに、お台場ダイバーシティにて、すでにプレイ可能だったVRアクティビティに関しては、取材時間の猶予がなかったため再度プレイできなかったので、詳細は以前の記事を参照して欲しい。
絶叫必死!恐竜に食べられる演出がリアル
恐竜サバイバル体験絶望ジャングル
「恐竜サバイバル体験絶望ジャングル」は、恐竜が棲息しているジャングルに墜落した飛行機の生存者確認をするため、スタンディング・スクーターでジャングル内を探索するという内容のVRアクティビティ。本アクティビティは最大4人同時プレイが可能。生存者を効率良く探すため、全員バラバラで走ることになるが、操作次第ではほかのプレイヤーの姿を確認することも(といっても色で識別されただけのシルエットのみだが)。
筐体はシンプルな構造で、ハンドルを倒すと前進し、後ろに倒すとバック、左右で方向転換する。また、ライトのオン/オフボタンがある。ジャングルは非常に暗いため、ライトを付けないと先が見えないのだが、ライトを付けていると、近くの恐竜に気づかれるという危険も。時にはライトを消して、ゆっくりとした走行で、恐竜の横をすり抜けなければならない。また、トンネルなど一部狭い場所は、しゃがんで走行する必要がある。
暗闇の中蠢く恐竜の姿は、かなり恐ろしい。VRでは現実世界と隔絶され、周囲がジャングルとなるため、まるで生きているかのように動く恐竜の姿は、テレビの中の映像を見るよりも実在感が高い。本来実在しない恐竜が、実際に“いる”かのような錯覚を覚え、恐怖も倍増。本アクティビティは、マイクで他のプレイヤーと会話もできるため、一緒にプレイしているプレイヤーの悲鳴が、ヘッドホンから流れるのも恐ろしさを増長する。「どうした大丈夫か?」と、声を掛け合って楽しむのもおもしろい。
スタンディング・スクーターにはバッテリーがあり、恐竜に攻撃されるとそのバッテリーが減少する。バッテリーがなくなると、恐竜に捕食される。私は一本橋を渡っている際に恐竜と遭遇。無理やり横をすり抜けられないかと、真正面から突入したところ、あっけなく捕食された。バックできるということを、完全に忘れていたミスだ。走行を完全に止めることはできないので、遊園地のアトラクション感覚で、障害物は左右またはしゃがんで避けるのみと考えていたが、バックして別の道をたどることもできるという。
ちなみに捕食シーンは、結構激しい演出があるのだが……ネタバレになるので、そのあたりはぜひ自分の目で確かめて欲しい。
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
自分の足で空を飛ぶ新感覚は爽快!
極限度胸試しハネチャリ
「極限度胸試しハネチャリ」は足こぎグライダー「ハネチャリ」で、目的地まで飛んでいくというもの。筐体は自転車に近い形で、ペダルをこぐと羽が動き、ハネチャリが上昇する。前進するには、ある程度高度をとってから、ハンドルを前に倒し、ハングライダーの要領で滑空していく。
スタート地点は高い位置に設置された細い板の上。ペダルを漕いで板の端まで移動し、そのまま落下。落下中に一生懸命ペダルを漕いで羽を動かし、機体を上昇させないとそのまま海に落ちてしまう。ペダルを漕いだ力で、羽をはばたかせ空に浮くという体験は、まるで幻想世界に入り込んだようなおもしろさと、なんとも言えない感動がある。
ハネチャリは最大4人でプレイ可能。友人と一緒にプレイした場合、目の前で友人が飛ぶ姿も見ることができ、目的地に誰が一番早く着けるか、ワイワイしゃべりながら競争することも。雄大で幻想的な大自然の中を飛び回るのは、とても爽快感があり、オススメだ。
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
ホラー実体験 脱出病棟Ω
「ホラー実体験 脱出病棟Ω」はその名の通り、ホラーコンテンツだ。プレイヤーは車いすに座った状態で、廃病棟から逃げ出す。2~4人で同時プレイが可能で、いくつかのギミックを友人と協力し合いながらクリアーしていくことになる。友人とはバラバラで行動するため、誰がどんな目にあっているかは分からない、ただひたすらに隣から叫び声が聞こえるのが、恐怖を増長する。朽ちかけて、暗い病院の中を懐中電灯の灯りのみで進んでいくだけでも、かなりの怖さ。ホラーが苦手な人は、避けた方がいいかも……。
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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