富士通は、新型SIMフリースマホ「arrows M04」を発表しました。7月20日より量販店や計23社のMVNOで順次発売予定。予想実売価格は3万9000円前後となります。
arrows M04は、5型HD解像度(720×1280ドット)のディスプレーを搭載し、CPUはSnapdragon 410(1.2GHz、クアッドコア)、メモリーは2GB、ストレージは16GB。いわゆるミドルレンジクラスの製品となっており、カラーバリエーションは全5色。MVNOや販売店ごとの限定カラーも含みます。
基本的な処理性能などは従来機である「arrows M03」とほとんど変わっていませんが、新たに9つのMIL規格(衝撃、粉塵/72時間、太陽光照射/温度変化、雨滴、熱衝撃、高温動作/32〜49度固定、高温保管/30〜60度固定、-10度氷結、-10度氷結/結露)に対応。さらに、MIL規格より過酷な高さ150cmからの自由落下試験も通過しており、日常生活だけでなく非日常的なシーンでも活躍できるスマホに仕上がっています。
また、新たにハンドソープによる洗浄にも対応。同社の独自調査に寄れば格安SIM利用者のうち約80%の人がスマホを洗浄して清潔にしておきたいと答えているとのこと。国内製ハンドソープもしくは食器洗い用洗剤での利用時に限られ、さらにnano SIM/microSDスロットをキッチリしめるなど注意すべきことはあるが、気軽に洗うことができる。
前述の通り、基本スペックの変化はほとんどありませんが、ソフトウェアのブラッシュアップによりカメラ機能や独自機能はさらに進化しています。
カメラは背面が約1310万画素、正面が500万画素とM03と完全に同じハードウェアを搭載していますが、ソフトウェアが劇的に変化。とくに、正面カメラでの撮影時、暗所でもノイズの少ない明るい写真が撮れるようになりました。
独自機能で最も注目したいのが、格安SIMで「通話定額」系のサービスを使っているユーザーにはうれしい「通話時間アラーム」です。
これは通話中にあらかじめ設定した時間が経つとアラーム音がするというもの。MVNOなどの通話定額サービスは、5分間や10分間などの時間が決められており、その範囲を超えると別途通話料が発生します。アラームを超える30秒前などに設定しておけば、余計な通話料の発生を抑えられるというわけです。
そのほかにも、ガラケーユーザー向けの簡易UIやarrows単体でもワンセグが視聴できる内蔵テレビアンテナなど、安心の独自機能は引き続き搭載。
同社では、すでに一定の市民権を得ている格安SIM・格安スマホ市場が、今後は50代より上の年齢層であまりネットなどで積極的に検索などをしない人たちに広がっていくと予想。そこにしっかりと狙いを定めた「安心・安全のSIMフリースマホ」として展開していくようです。
arrows M04 | |
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メーカー | 富士通 |
ディスプレー | 5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約71×144×8mm |
重量 | 約148g |
CPU | Snapdragon 410 1.2GHz (クアッドコア) |
内蔵メモリー | 2GB |
内蔵ストレージ | 16GB |
外部メモリー | microSDXC (最大256GB) |
OS | Android 7.1 |
最大通信速度 | 下り最大150Mbps |
4G対応周波数 | 1/3/8/19/26 |
無線LAN | IEEE802.11n (2.4GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:約1310万画素/イン:約500万画素 |
バッテリー容量 | 2580mAh |
FeliCa | ○ |
NFC | ○ |
VoLTE | ○(au VoLTE) |
防水/防塵 | ○/○ |
生体認証 | × |
SIM形状 | nanoSIM |