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MWC Shanghai 2017で見つけた気になるスマホ

HUAWEI P10と同等のスペックなのに半額! コスパ良しのファーウェイ「honor 9」を見た!

2017年06月30日 12時00分更新

文● 中山智 編集●ASCII編集部

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 ファーウェイは上海で開催中のMWC Shanghai 2017にて、発表したばかりの「honor 9」を展示。低価格ながらハイエンドモデルに勝るとも劣らないスペックで、コストパフォーマンス抜群のモデルのため、同じく展示されていたハイエンドのHUAWEI P10シリーズよりも注目を集めていた。

発表されたばかりの新モデル「honor 9」

 honor 9はCPUにKirin 960を採用し、メモリーは4GBもしくは6GB、内蔵ストレージは64GBもしくは128GBという構成。これは同社のハイエンドモデル「HUAWEI P10」とほぼ同じ。ディスプレーは5.15型(1080×1920ドット)とP10よりも0.05型だけ大きい。本体サイズは約70.9×147.3×7.45mmで、こちらもP10より若干大きい。

背面はガラス素材を採用しており、全体的に光沢のある仕上げ

厚さは約7.45mmでラウンド加工もあり、しっかりとグリップしやすい

 本体背面はガラス素材を用いて光沢のある上質な仕上がりになっている。さらに両サイドのエッジがラウンドしたフォルムで、ミドルレンジとは思えない高級感漂うデザインだ。また、指紋認証センサーは本体前面のディスプレー下部に配置されており、P10同様ホームボタンなどジェスチャー操作でナビゲーションキーとしても利用可能。

指紋認証センサーはフロントに配置され、P10と同じ使い勝手に

本体底面にはUSBポート(Type-C)と3.5mmのイヤホンジャックを装備

 さらにポイントとなるのが本体背面のカメラ。デュアルカメラで片方がカラーセンサーの約1200万画素、もう片方が約2000万画素のモノクロセンサーとなっており、これもHUAWEI P10と同じ仕様。違うのはライカレンズではなく(ただし明るさはhonor 9もP10もF値2.2と同じ)、カメラアプリのインターフェースが違うこと。インカメラも解像度は約800万画素と同じだが、レンズの明るさはhonor 9がF2.0でP10のF1.8よりもやや劣る程度だ。

前モデルのhonor 8と同じくデュアルカメラ仕様

 カメラ機能もP10とほぼ同じで、ボケをコントロールできるワイドアパチャーを搭載。特にメインカメラはデュアルレンズにより自然なボケ具合が出せる。P10では美顔系の機能として「ポートレートモード」が用意されていたが、honor 9にはファーウェイのカメラアプリで人気となっているビューティーモードを搭載。美顔調整が細かくできるのでセルフィーメインのユーザーならこちらの方がうれしいだろう。

定番のビューティーモードはモチロン装備

画面上のボタンでビューティーモードのオン・オフがワンタッチで切り替え可能

ボケ具合をコントロールできるワイドアパチャーも使える

honor 9のカメラ機能一覧

 このようにP10にかなり近いスペックやカメラ機能ながら、価格はメモリーが4GB、ストレージ64GBのモデルで2299元(約3万8000円)。上位のメモリー6GB、内蔵ストレージ128GBのモデルは2999元(約5万円)。P10と比べて2万円から3万円ほど安く、どちらを買おうか迷ってしまうだろう。

サイズはHonor 9(右)のほうが若干大きいが、並べて見てもあまり差は感じられない

厚さもほぼ同じだが、Honor 9(下)のほうがラウンドの度合いが強いので薄く感じる

P10やMate 9はライカレンズだが、Honor 9はライカではない

 Honor 9の日本投入については現時点ではなんのアナウンスもなく未定となっているが、過去のHonorシリーズは日本でも発売されておりセールスも好調なので、日本で発売する可能性も高そう。今後のファーウェイの発表に注目したい。

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