セットアップに苦戦するも
予選日は6番手につける
前戦富士から約2週間という短いインターバルで開催された、SUPER GT 第3戦 オートポリス。シリーズ唯一の九州戦は、昨年熊本地震の影響で中止になったため、GTにとってもGOODSMILE RACING & TeamUKYOにとっても2年ぶりだった。
今年のオートポリスは雨の予報もなく快晴が続くという珍しいレースウィークだった。予選日も朝から日差しが強く、路面温度もあがっていた。
練習走行から好調で、上位のタイムを記録。予選1回目は谷口選手がアタックを担当した。スタート直後に赤旗中断があったが、再開後すぐに「1'44.707」を記録して2番手につける。このことでチームはこれ以上のアタックは必要なしと判断し、早々にピットへ戻った。結果、2位で1回目を通過した。
予選2回目は片岡選手が担当。2周目に「1'44.800」を記録し上位につけるも、ライバルたちも徐々にタイムを更新し、6番手に。予選1回目同様、早めにマシンをピットに戻し、最終的に6位で予選は終了。決勝レースのグリッドは6番手からとなった。
ピットでアクシデントも
ロスを最小限にまとめ決勝は5位完走
土曜日に引き続き快晴だったが、昼すぎから日が陰り、徐々に気温が下がり始める。20分間のウォームアップが終了し、ローリングスタートで300kmのレースが始まった。スタートドライバーを務めるのは片岡選手。1周目にいきなり1台抜いて5位にアップしたが、4周目にGT500とGT300が絡む深刻なクラッシュが発生し、そのままセーフティーカーランとなってしまった。11周目にセーフティーカーがピットに入り、レースがリスタートされた。
この時点で前を走るのは5号車(マッハ車検 MC86 GTNET)。5号車はどんどんペースがあがっていき、差を広げられてしまう。20周目に5号車がピットインしたことで4位にあがったが、ミクAMGも27周目にピットイン。タイヤを4本交換して谷口選手に交代し出発したのだが、このときピット作業に手間取ってしまい10秒ほどロスしてしまった。アウトラップは14位まで落ちたものの、5号車の前に出ることには成功。しかし、先ほどのロスが影響して後ろにいたはずの7号車(Studie BMW M6)と11号車(GAINER TANAX AMG GT3)が前に出てしまい、6位にダウンした。
この後、レースは完全に膠着。4位の11号車、5位の7号車、6位のミクAMGの3台が連なったバトルが続く。3台がテールトゥーノーズで周回を重ねていくも、抜きどころが少ないオートポリスではなかなかオーバーテイクができない。レースも終了間際になり、このまま6位でゴールかと思われたが残り2~3周というタイミングの59周目に11号車のリアタイヤが外れて戦線離脱。タナボタ的に5位に上がってチェッカーを受けた。
表彰台に届かなかったものの、5位で6ポイントを獲得した。シリーズランキングは27ポイントで3位。1位との差は2ポイントと、まだまだ王座からは離れていない。次戦はちょっと先になるが7月22~23日に仙台のスポーツランドSUGOで開催される。
SUGOは毎年何かが起きて良い成績を残せないサーキットだが、今年こそは大量ポイントをゲットしたい。
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