オープンソース・プラットフォームとIBMの機械学習・データ分析の融合が進む
IBM、Hortonworksとのパートナーシップを拡大、データ駆動型ビジネスに必要な意思決定の迅速化を支援
2017年06月16日 18時00分更新
米IBMは6月16日、Hortonworksとのパートナーシップをさらに拡大し、データ駆動型ビジネスに必要な意思決定の迅速化を支援すると発表した。
Hortonworksはオープンソースをベースとしたデータ収集や蓄積、分析を行なうプラットフォームの開発や提供を行なう企業。Apache Hadoopコミュニティに最多数の開発者とアーキテクトを提供しており、プラットフォームであるHortonworks Data Platformは蓄積データの分析に定評がある。
IBMでは、データ分析を行なうIBM Data Science ExperienceをHortonworks Data Platformと連携させ、機械学習や高度な分析、統計などデータサイエンスの機能を開発者がすぐに利用できるように提供。Hortonworks Data PlatformとIBM Big SQLを連携させる新たなソリューション・バンドルを作成するなど、これまでのHortonworksユーザーへの利便性を図る。
両社ではこれまでにも各種製品でコレボレーションを進めているが、パートナーシップの拡大によってIBMの機械学習分野やデータサイエンス技術とオープンソースでの活用が結合し、いっそうのビッグデータ蓄積・分析が活発化しそうだ。