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知識が一切なくても見極める方法は「数字の大きさ」だ!

ゲーミングPC、結局どれを買えばいいの?

2017年06月26日 17時00分更新

文● 林佑樹 編集●ジサトライッペイ

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ポイントその2:「デスクトップPCとノートPC」

 ゲーミングPCにもデスクトップタイプとノートタイプがある。デスクトップPCはゲーミングに最も適しているがそのぶん巨大であり、設置スペースを確保できるのかが重要だ。また、別途液晶ディスプレーやキーボードも必要になる。ノートPCは設置スペースを少なくできるほか、ディスプレーやキーボードも一体化しているため、準備にかかる手間は相当軽減される。そのぶん、性能はデスクトップPCよりもやや低めであることが多い。というわけで、自室に置くと考えた場合、デスクトップPCとノートPCのどちらが適しているかをまず思い浮かべてみよう。

MSIのゲーミングデスクトップPC「G65-6QF-007JP」はゲーム性能を左右するGPUを2基搭載し、PCゲームがとても快適だ。サイズも202.5×191.7×278mmとデスクトップの中では小型なほうだが、折りたたんで収納できるノートPC型と比べると設置スペースが問題になる。

MSIの「GS63VR 7RF-004JP」は15.6インチ液晶を備えるいわゆるA4ノートPC。サイズは380×249×17.7mm。必要なときだけ棚から出して設置すればいいので、自室スペースを快適に使える。実売価格は25万9000円前後。

ゲーミングノートPCはモバイルノートPCから見ると大型だが、それはPCゲームを快適にプレイするための性能を確保する。ちょっとした移動ならば問題ナシ。

ポイントその3:「見た目と機能とキーボード」

 ゲーミングPCに共通しているのは、大人しいデザインが少ないこと。事務用PCと比べてみるとインパクトのある見た目の製品が多い。それに見合うだけの付加価値は多く、GS63VR 7RF-004JPの場合、軽量化と堅牢性を確保している。質感を高めるためにアルミニウムシャーシを採用しているほか、映り込みの少ないディスプレー、ヘッドフォンでのプレイ用に高級オーディオや業務用製品に多く採用されているESS製SABRE HiFi DAC、カラーを変更できるLEDバックライト搭載キーボードを備える。こういった普通のPCにはないプレミアムな部分がゲーミングPCの醍醐味だ。

アルミニウムシャーシ+ヘアライン加工。

底面には持ち運ぶ際の滑落を防ぐために、滑り止めが用意されている。こういった細かい部分もチェックポイント。

USBやヘッドフォン端子がどこにあるかもチェックしよう。

画面の映り込みも確認しておこう。写真は蛍光灯が入るように撮影したものだが、光沢液晶のようなくっきりとした映り込みはなかった。ゲーミングPCならば画面がGS63VR 7RF-004JPのように非光沢のものがオススメ。

 特にキーボードはゲームのプレイ感に直結するため、打鍵感や視認性が重要になってくる。GS63VR 7RF-004JPは、ゲーミングキーボードやマウスなどで定評のあるSteelSeries製のキーボードを採用しており、軽く押すだけで反応するほか、タッチ音も静かな仕様だ。もちろん、手の大きさや好みで分かれる部分になるため、自分のフィーリングに合うのかといった部分は、しっかりと量販店などの店頭でチェックしてほしい。

 また、ゲーミングノートPCのキーボードは普通のノートPCとレイアウトが異なることもある。例えばGS63VR 7RF-004JPでは、通常最下段の左サイドにある「Windowsキー」が右サイドになっている。

GS63VR 7RF-004JPの「Windowsキー」は右サイド。

 これはゲームプレイ中に多用する左サイドの「Altキー」や「Ctrlキー」と誤って押してしまうことを防ぐためだ。フルスクリーンでゲームを遊んでいたのに、「Windowsキー」を押していきなりデスクトップ画面に戻ると興ざめだからである。また、Windowsキーそのものを有効/無効に切り替えられるPCもあるのを覚えておこう。

暗い部屋で画面のみに集中して遊びたいときに便利なバックライト。

 なお、自分好みに合わせてバックライトのカラーを選べるのも魅力のひとつだ。自分専用機としてのカスタムを演出できるほか、ゲームでよく使うキーのエリアだけを点灯できるのもゲームプレイ向けだ。

バックライトのカラーが変更できるゲーミングノートPCもある。

GS63VR 7RF-004JPは、さらにゲームでよく使用するキー(写真だと左サイド)だけを点灯させることも可能だ。

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