オリンパスは6月9日、タフネス仕様のコンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS Tough TG-5」を発表した。6月下旬発売予定で、予想実売価格は5万5000円前後。
15mの防水と2.1mの耐衝撃、100kgfの耐荷重、マイナス10度までの耐低温、対結露、防塵性を備えたデジカメ。
従来機からイメージセンサーを変更した。1600万画素から1200万画素になり、画素数という意味では減ったが、高感度撮影時のノイズ低減や解像力は向上している。
画像処理エンジンには最新の「TruePic VIII」を採用し、ISO 12800までの設定ができる。
また、広角端でF2.0という明るいレンズを採用。光学4倍ズームが可能だが、レンズ前1cmのオブジェクトを接写できる「顕微鏡モード」や、背面液晶で最大4倍まで拡大表示できる「顕微鏡コントロールモード」を搭載。リングライト型に光を拡散させる別売ユニット「LG-1」(希望小売価格6804円)を装着することで、平面の被写体にカメラを密着させることもできる。
さらに、8枚を連写して画像を合成し、被写界深度を高める「深度合成モード」や、ピント位置をずらして最大30枚を連写する「フォーカスブラケットモード」なども搭載。LG-1と同様にレンズ周囲に取り付けることでフラッシュ光をリング状に拡散させるフラッシュディフューザー「FD-1」(希望小売価格8100円)も別売で用意しており、これを装着することで暗所でのマクロ撮影でも被写体ブレや手ブレを抑制できる。
GPSや標高・水深、温度、方位を取得できる「フィールドセンサーシステム」を内蔵し、これらの情報をカメラで確認できるほか、スマホアプリ「OI.Track」との連携により追加情報の付与やデータによる画像検索なども行なえる。
動画は4K(25p)の撮影が行なえるほか、フルHDなら120fps、640×360ドットなら480fpsまでのスローモーション撮影もできる。